エクストラゼロフェス【ふわんだりぃず】無課金デッキ解説【マスターデュエル】
【前書き】
7月19日、マスターデュエルにて「エクストラゼロ フェスティバル」イベントが開催されます。
具体的なイベント内容などはゲーム側からも確認できるためこの場では記載しませんが、レギュレーションの都合上これまでになく偏った環境になるのではないかという危惧もあり、個人的には少々恐ろしい気持ちもあります。とはいえ、普段とはまた違った環境でプレイできる貴重な機会(※)であることは間違いなく、まずまずのペースでイベントを楽しみたいところです。
(※というより、どちらかというとイベントくらいしかやることがないというのが率直な感想ではありますが……)
この記事では、個人的にイベントで使用している【ふわんだりぃず】について簡単に解説いたします。
ふわんを握ることに決めた理由
誤情報を広めてしまうと良くないため、デッキの解説に入る前にそもそもなぜ【ふわんだりぃず】を使おうとしているのかについて言及しておきます。
よく言われている通り、「ふわんだりぃずと旅じたく」の無い【ふわんだりぃず】は安定性にかなり難があり、テーマとしてはそれほどパワーが高いとは言えません。加えて今回のレギュレーションでは貴重なドローソースである「金満で謙虚な壺」も実質使用不可となっているなど、一見すると【ふわんだりぃず】を優先する理由は無いようにも思えます。
にもかかわらず【ふわんだりぃず】をあえて選択したのは、個人的な事情により「ワンダリング・トラベラーズ」を約20000ジェム分ほど剥いたところ、【ふわんだりぃず】のパーツがなぜか勝手に全部揃っていたからです。
(※結局「聖殿の水遣い」は最後まで素引きできませんでした)
つまり実質無課金で組めるということであり、折角なら使ってみようという流れで構築に至った次第です。
要するに何かしら環境的な強みがあって【ふわんだりぃず】を選択したわけではないため、(記事の趣旨としてどうかとは思いますが)特別なこだわりがないのであれば【エルドリッチ】辺りのデッキを使う方が無難かもしれません。
【ふわんだりぃず】構築について
次はデッキレシピについてです。
モンスターカード(20枚) |
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×3枚 | 灰流うらら | |
ふわんだりぃず×いぐるん | ||
ふわんだりぃず×ろびーな | ||
×2枚 | ふわんだりぃず×すとりー | |
惑星探査車 | ||
烈風帝ライザー | ||
×1枚 | BF-天狗風のヒレン | |
ふわんだりぃず×えんぺん | ||
ふわんだりぃず×とっかん | ||
霞の谷の巨神鳥 | ||
烈風の結界像 | ||
魔法カード(18枚) |
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×3枚 | 強欲で謙虚な壺 | |
スモール・ワールド | ||
ふわんだりぃずと謎の地図 | ||
抹殺の指名者 | ||
ライトニング・ストーム | ||
×2枚 | ||
×1枚 | テラ・フォーミング | |
ハーピィの羽根帚 | ||
封印の黄金櫃 | ||
罠カード(2枚) |
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×3枚 | ||
×2枚 | ||
×1枚 | ふわんだりぃずと夢の町 | |
無限泡影 | ||
エクストラデッキ(0枚) |
||
×3枚 | ||
×2枚 | ||
×1枚 |
「ディメンション・アトラクター」が入っていないなど色々と突っ込みどころのあるリストですが、とりあえず理由を解説していきます。
構築の意図としては、「とにかく事故らない」ことを念頭に置いた形です。
というのも、前述したように現時点での【ふわんだりぃず】は初動カウントできるカードが乏しく、大袈裟に言うと「ふわんだりぃず×ろびーな」を引けなければ何も始まりません。よって相手に妨害されて負ける、というよりはそもそも初動を引けず勝手に自滅するパターンが多く、思うようにデッキの地力を引き出せない結果に終わってしまうこともしばしばあります。
その解決として初動関連のギミックを可能な限り厚めに取り、事故のリスクをなるべく減らすことを狙ったという具合です。もちろん、代償として誘発などの枠を削っているため対応力はさほど高くなく、デッキとして見るとあまり実戦向けとは言えない内容ではあります。
ただ、イベントという特性上ランクマッチと違いそこまで構築を突き詰める必要性はないこと、またそもそも環境的に「増殖するG」を始めとするメジャーな誘発が機能しにくい(※)といった事情もあり、中途半端に考えるよりは「とりあえずデッキが回れば何でもいい」と割り切った構築にしてしまったわけです。
(※あまり数はこなせていませんが、【勇者メタビ】【エルドリッチ】【バーン】辺りのデッキが多い印象でした)
同様の理由により、上記デッキレシピに関してもそれほど厳密に採用カードを吟味する必要はないため、未所持のカードがある場合は適当なカードで代用(※)しても特に支障はないかと思います。
(※などと言い訳していますが、実際のところはイベントのためだけに「ディメンション・アトラクター」を生成したくないだけです)
スモール・ワールド(SR)
次は個別のカード解説です。基本的なパーツについては説明不要と思われるため、あまり一般的でないカードのみ取り上げていきます。
まずは「スモール・ワールド」です。
実質何でもサーチできるカードとして有名ですが、アドバンテージを失うこと、またデッキ構築時点から一定の制約がかかるなどの理由から外見以上にデッキを選ぶカードとなっています。しかし、「ふわんだりぃず×ろびーな」にさえアクセスできれば損失を取り返せる【ふわんだりぃず】にとっては十分に信頼できる初動札です。
反面、種にしたカードが裏側除外されるという性質上「ふわんだりぃず×とっかん」などのピン挿しのカードをコストにしてしまうと少々困ったことになるため、気になるのであれば重要なパーツは2枚に増量してしまうのもいいかもしれません。
BF-天狗風のヒレン(N)
「スモール・ワールド」の種であり、実質「エフェクト・ヴェーラー」の代わりですが、持っていないため仕方なく入れています。
ポイントは「闇属性・鳥獣族・レベル5・攻撃力0」のモンスターであるという点です。
具体的には、属性やレベルが各種【ふわんだりぃず】と被らないのはもちろん、攻撃力も0であるため「灰流うらら」にも対応するというのが便利です。欠点として素引きすると意味不明に弱いという問題はありますが、デッキが回りさえすれば多少のアド損は何とかなるため、これに関してはデスフェニギミックにおける「D-HERO ダッシュガイ」的な何かだと思い込むことで精神の安定を保ちます。
惑星探査車(R)
あまり噛み合いが良いとは言えないカードですが、とりあえず事故を回避するという面では及第点の働きが期待できます。
召喚権を使用してしまう欠点についても「ふわんだりぃずと謎の地図」の追加召喚効果で実質帳消しにできるため、見た目の印象ほど悪いカードではありません。もちろん、そうは言ってもベストなカードであるとも言い難く、場合によっては抜いてしまってもいい枠ではあります。
ただ、守備力1000というステータスから「スモール・ワールド」の種になる(※)という利点もあるため、これとセットで使う分には案外悪くない働きができるカードなのではないでしょうか。
(※「惑星探査車」→「烈風帝ライザー」→「ふわんだりぃず×ろびーな」など)
【まとめ】
エクストラゼロフェス用の【ふわんだりぃず】については以上です。
構築に関してはイベントを走りながら微調整する予定のため、上記レシピで完成というわけでもないのですが、大まかな構築の指針という意味では十分な解説ができたのではないかと思います。少なくともイベントを走る分には不自由しない程度のデッキパワーはありますので、イベント用のデッキの参考にしていただければ幸いです。
ここまで目を通していただき、ありがとうございます。
ディスカッション
コメント一覧
ふわんだりぃずはリミット的にもやたらこのイベントでプッシュされてる印象ですね
今まで頑なに規制していなかったスキルドレインが制限されてるのはまだいいんですが、
アンワや生け贄封じの仮面にまで制限かけているのはさすがに忖度が露骨過ぎではと思います。
あと無関係な話ですが勇者ギミックやデスフェニをOCGの失敗を活かさずにそのままマスターデュエルに持ってきてしまったのはかなり失敗だと思います。
抹殺が無制限なので、勇者+おろまい+指命者で貫通札が10枚になってるのはさすがに酷すぎます。
コメントありがとうございます。
ふわんは直近のパックから参入した新テーマという事情もあり、運営側としても意図して売り出しているところは少なからずありそうです。とはいえイベント開始直後は案外そこまで遭遇することはなかったのですが、最近は召喚ミッション消化も兼ねてか使用者も比較的増加傾向にあるように感じます。
勇者に関しては次回パックでの実装がほぼ内定していたこともあり、今月は月初に急いでランクマを片付けておいたのですが、案の定勇者到来以降は非常に偏ったゲームバランスが組みあがってしまったように思います。もはや後手勝利を狙うのは相当に厳しい環境ですし、来月はどうしたものかと頭を悩ませている次第です。