【グッドスタッフ(リバース軸)】(第1期)
【デッキデータ】
活躍期間 | 1999年5月27日~8月25日 |
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脅威度 | 空白期(1999年5月27日~6月中旬) |
トップメタ(1999年6月中旬~8月25日) | |
主な仮想敵 | 【装備ビート(属性軸)】(1999年6月中旬~6月下旬) |
【グッドスタッフ(下級軸)】(1999年6月中旬~8月25日) |
モンスターカード(22枚) | |
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カース・オブ・ドラゴン | ×3枚 |
岩石の巨兵 | |
人喰い虫 | |
ホーリー・ドール | |
アクア・マドール | ×2枚 |
スカイ・ハンター | |
スケルエンジェル | |
ハネハネ | |
青眼の白龍 | |
×1枚 | |
魔法カード(17枚) | |
『守備』封じ | ×3枚 |
強欲な壺 | |
死者蘇生 | |
地割れ | |
光の護封剣 | |
×2枚 | |
サンダー・ボルト | ×1枚 |
ブラック・ホール | |
罠カード(1枚) | |
×3枚 | |
×2枚 | |
落とし穴 | ×1枚 |
エクストラデッキ(0枚) | |
×3枚 | |
×2枚 | |
×1枚 |
【デッキ解説】
【グッドスタッフ(リバース軸)】は、打点を優先する【グッドスタッフ(下級軸)】とは異なり、モンスター効果を重視したタイプのビートダウンデッキです。
「人喰い虫」を始めとした、遊戯王OCG史上初となる効果モンスターが現れたことで考案されました。高ステータスのバニラではなく低ステータスのリバースモンスターを優先するという、モンスターカードの評価に単純なステータス以外の要素が絡んだ初めての例であり、当時としては非常に画期的な考え方となっています。
【装備ビート(属性軸)】の記事でも少し触れていますが、この時期の遊戯王OCGでは「攻撃力至上主義」とも呼べる考え方がプレイヤーの間で浸透しており、基本的にステータスの優劣以外に目が向けられるケースはほとんどありませんでした。
そのため、上記のリバースモンスターが目新しさから注目を集めていたのは事実ですが、どちらかというと様子見の段階であり、精々「面白そうなカードだ」と思われていた程度です。包み隠さずに申し上げますと、「効果を持っていても、戦闘で負けるなら意味がない」と考えるプレイヤーは決して少なくなかったと記憶しています。
こうした事情により、リバースモンスターが誕生してから実際にプレイヤーに使われ始めるまでには若干のタイムラグが存在していました。上記のサンプルレシピでは1999年5月27日誕生となっていますが、実際に環境で姿を見せ始めるのは6月中頃辺りからです。
環境に参戦してからは活躍目覚ましく、すぐさまトップメタに躍り出る形となります。
リバースモンスター自体の強さももちろん重要ではありましたが、そもそも当時は除去カードそのものが貴重だった時代であり、純粋に除去が増えたことでデッキ全体の対応力が向上しています。そのため、苦労して出した「青眼の白龍」も「人喰い虫」であっさり除去されてしまうなど、ゲーム中でのモンスターの生存率が一気に低下していきました。
また、除去だけでなく生け贄召喚のコストとしても活用できるため、一粒で二度おいしいモンスターです。特に「スケルエンジェル」でドローした後に「カース・オブ・ドラゴン」を生け贄召喚する動きは当時としては非常に強力なコンボでした。
(※この辺りの詳しい背景は【第1期の歴史6 リバースモンスターの誕生 遊戯王最初の効果モンスター】の記事で取り上げています)
その後、1999年7月22日に「デーモンの召喚」「聖なる魔術師」を、そして同年8月26日に「ヂェミナイ・エルフ」「天使の施し」を得たことで【下級軸】へと統合され、【エクゾディア】襲来までの3ヶ月間、トップデッキとして環境を独走していく形となります。
【まとめ】
【グッドスタッフ(リバース軸)】に関する話は以上です。
リバースモンスターという、単純なステータスの優劣とは別軸の強さを持つモンスターを主力に据えた初めてのデッキであり、当時としては非常に強力なデッキとなっています。ただし、同時期の【下級軸】と比較して高価なカードが多く、やや札束デッキとしての顔を持ったデッキでもありました。
ここまで目を通していただき、ありがとうございます。
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