【装備ビート(属性軸)】(第1期)

2017年12月7日

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【デッキデータ】

 活躍期間 1999年5月25日~6月下旬
 脅威度 トップメタ(1999年5月25日~6月中旬)
メタ内(1999年6月中旬~6月下旬)
主な仮想敵  【グッドスタッフ(下級軸)】(1999年5月25日~6月中旬)
【グッドスタッフ(リバース軸)】(1999年6月中旬~6月下旬)

 

サンプルレシピ(1999年5月25日)
モンスターカード(22枚)
アクア・マドール ×3枚
吸血ノミ
ホーリー・エルフ
ホーリー・ドール
ワイルド・ラプター
ハープの精 ×2枚  
ビーン・ソルジャー
青眼の白龍
カース・オブ・ドラゴン ×1枚
魔法カード(16枚)
覚醒  ×3枚
死者蘇生
地割れ
光の護封剣
 エルフの光 ×2枚
サンダー・ボルト ×1枚
ブラック・ホール
罠カード(2枚)
  ×3枚
  ×2枚
落とし穴 ×1枚
はさみ撃ち
エクストラデッキ(0枚)
  ×3枚
  ×2枚
  ×1枚

 

【デッキ解説】

 【装備ビート(属性軸)】は、装備魔法カードによるステータス補正を武器に戦う下級ビートダウンデッキです。

 当時のカードプールには貧弱な性能の装備魔法カードしか存在しておらず、デッキ以前に概念すら生まれていない状況となっていましたが、「BOOSTER2」で実用レベルの装備魔法カードが誕生したことで開発されました。遊戯王OCGにおいて初めて誕生したコンセプトデッキでもあるため、歴史的にも重要度の高いデッキとなっています。

 キーカードの1枚である「覚醒」のテキストを以下に示します。

・地属性モンスターの攻撃力400ポイントアップ! 守備力200ポイントダウン!

 地属性モンスター専用の装備魔法カードであり、下級アタッカーの打点を上級ラインまで引き上げることができます。当時としては非常に画期的な装備魔法カードとなっており、このカードの存在こそが【装備ビート】を生み出したと言っても過言ではありません。

 これに関しましては、【遊戯王 環境の歴史5 第1期 コンセプトデッキ 装備ビートの誕生】の記事で詳しく取り扱っています。より詳細な情報をご希望の場合、そちらをご覧ください。

 デッキの構造は、上記のサンプルレシピでは地属性アタッカー8枚に対して「覚醒」3枚、光属性アタッカー5枚に対して「エルフの光」2枚のバランスとなっています。しかし、これ以外にも「覚醒」と「エルフの光」をフル投入する構築、もしくは装備魔法は「覚醒」3枚のみに絞って「カース・オブ・ドラゴン」の枚数を増やす構築など、複数の型が考えられます。

 場合によっては、他属性の装備魔法カードを試してみるのも面白いかもしれません。最有力候補は「カース・オブ・ドラゴン」に対応する闇属性装備魔法となるでしょうか。

 ともあれ、素のステータス以外に打点の用意を持てる【装備ビート】は実際強く、当時の環境では非常に大きな存在感を示していました。

 しかしながら、この【装備ビート】の時代は長くは続きません。

 当初は打点の上昇という分かりやすい強さが注目され、同時期に現れた「人喰い虫」などのリバースモンスターよりも高い評価を受けていた【装備ビート】でしたが、次第にリバースモンスターの強さを当時のプレイヤーが理解し始めると、一転して肩身が狭くなっていきます。

 そして、7月に「鎖付きブーメラン」や「援軍」といった優秀な汎用強化カードが誕生したことで遂に存在意義を失い、やがては自然消滅を迎える形となりました。

 

【まとめ】

 【装備ビート(属性軸)】に関する話は以上です。

 誕生から一ヶ月ほどで姿を消してしまった短命のデッキではありましたが、【装備ビート】というアーキタイプの始祖とも言える存在であり、何より遊戯王OCG史上初のコンセプトデッキの称号を持つなど、何かと特徴の多いデッキとなっています。

 残念ながら、第1期中での活躍はこれが最後となりますが、第2期では【マハー・ヴァイロ】として生まれ変わり、多くのプレイヤーに愛用されていくことになります。

 ここまで目を通していただき、ありがとうございます。

 

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