不遇すぎる儀式召喚 復活できなかったスカルライダー

2017年11月26日

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【前書き】

 【第1期の歴史10 デーモンの召喚 上級打点の革命】の続きになります。ご注意ください。

 カードパワーの高いカードが複数生まれたことにより、当時の【グッドスタッフ】は堅実にそのデッキパワーを高めました。

 一方で「デーモンの召喚」以外の上級・最上級モンスターの活躍の場は失われ、デュエルは小技を駆使したアドバンテージの奪い合いに移行していく形となります。

 そんな折、遊戯王OCGに今までにない特殊な分類のカードが誕生しました。

 

【書籍同梱カードの話】

 さて、本題に入る前に、当時発売されていた書籍と、その付属カードについて解説いたします。

 1999年8月5日、「遊戯王デュエルモンスターズⅡ 闇界決闘記」の攻略本(下巻)が発売されました。【第1期の歴史8 ゲーム同梱ランダム収録 なかなか手に入らない超レアカード】の記事でも少し触れた通り、上下巻で一つの内容となっています。

 気になる同梱カードは「封印されし者の左腕」です。上巻の付属カード「封印されし者の右腕」と合わせて4種類目となり、召喚神の降臨まで秒読みに入る形となりました。

 また、同年8月20日、「ザ・ヴァリュアブル・ブック」という書籍が発売されました。現在まで続いている由緒正しいシリーズであり、ご存知の方も多いのではないでしょうか。

 そうでない方に向けて噛み砕いて説明いたしますと、カード図鑑のような内容の書籍となっています。乱暴な表現となってしまい恐縮ではございますが、ここでは詳細は割愛させていただきます。

 ともあれ、「ザ・ヴァリュアブル・ブック」にも攻略本などと同様に、特典としてカードが同梱されていました。この時の同梱カードは「スカルライダー」「スカルライダーの復活」の2枚です。

・「スカルライダーの復活」により降臨。場か手札から、星の数が合計6個以上になるようカードを生け贄に捧げなければならない。

・「スカルライダー」の降臨に必要。場か手札から、星の数が合計6個以上になるようカードを生け贄に捧げなければならない。

 何と言っても目に付くのは、その見慣れない異質なテキストでしょう。類似の効果が存在せず、全く新しい処理を行うカードであることが分かります。

 新たな分類のカード、儀式モンスターの誕生です。

 

【新たな分類 儀式モンスターの誕生】

 儀式モンスターとは、専用の儀式魔法カードによって特殊召喚を行うカード群を指します。上記の例では、「スカルライダー」が儀式モンスター、「スカルライダーの復活」が専用の儀式魔法カードです。

 融合モンスターと違い、儀式モンスターはメインデッキに入れなくてはなりません。生け贄となるモンスターの種類を問わない反面、儀式モンスターと儀式魔法カードを手札に揃えなければならず、融合モンスターとは異なる方向で召喚難易度の高いモンスターです。

 また、種類は問わないとはいえ生け贄のコストそれ自体がかさむため、やはり軽々しく召喚できるようなモンスターではありません。

 そんな儀式モンスターですが、それでも召喚条件の重さに見合った強さを持っているのであれば、実際のゲームで使われることもあったでしょう。

 しかし、「スカルライダー」のステータスは攻撃力1900、守備力1850と勢いに欠ける数値で、主力として使っていくには心もとない打点と言わざるを得ません。

 あまりにも召喚の労力と見返りが釣り合っておらず、使い道を見出せなかったカードです。鳴り物入りで現れたものの、残念ながら環境に姿を見せることはおろか、カジュアルな場で使っているプレイヤーもほとんど居ない状況となっていました。

 

【まとめ】

 当時現れた儀式モンスターについての話は以上となります。

 結論としましては、コレクションとしてはともかく、実戦では見向きもされなかった存在です。これ以降、「スカルライダー」以上のステータスを持つ儀式モンスターも現れてくることになりますが、重い召喚条件が足枷となり、やはり活躍の機会は訪れませんでした。

 儀式モンスターが環境に浮上するのは、遥か先の未来での出来事になります。

 ここまで目を通していただき、ありがとうございます。

 

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