捕食植物ヴェルテ・アナコンダが禁止カードになった理由
【前書き】
「捕食植物ヴェルテ・アナコンダ」というカードが存在します。
捕食植物ヴェルテ・アナコンダ(プレデター・プランツ ヴェルテ・アナコンダ)
リンク・効果モンスター
リンク2/闇属性/植物族/攻撃力500
【リンクマーカー:左下/右下】
効果モンスター2体
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターはターン終了時まで闇属性になる。
②:2000LPを払い、「融合」通常・速攻魔法カードまたは「フュージョン」通常・速攻魔法カード1枚をデッキから墓地へ送って発動できる。この効果は、その魔法カード発動時の効果と同じになる。この効果の発動後、ターン終了時まで自分はモンスターを特殊召喚できない。
恐らく「水晶機巧-ハリファイバー」と並んで現代遊戯王を象徴するカードの1枚であり、誕生以降から年単位に渡って環境で活躍し続けてきたモンスターです。その知名度、及び影響力は全カード中でも屈指で、強さどうこうの段階を通り越し、もはやこのカードが存在しないカードプールは考えられないというレベルにまで到達していたと言っても過言ではありません。
しかし、そんな「捕食植物ヴェルテ・アナコンダ」も2022年4月改定で遂に禁止カード指定を下され、その太く長い生涯を終えることになりました。
この記事では、そんな「捕食植物ヴェルテ・アナコンダ」がなぜ禁止カード指定を受けるに至ったのかについて解説いたします。
お手軽デッキ融合 融合界隈のライフライン
ざっくり結論を言ってしまうと、融合サポートとしての働きがあまりにも逸脱して優秀すぎたことが規制の理由であると言えます。
これに関しては以前の関連記事でも再三取り上げているためこの場で改めて解説することはしませんが、要するに融合界隈におけるハリファイバー的存在(※)と化していたということであり、融合ギミックが多少なり絡むデッキにおいてはほぼ例外なくこのカードが使われていたと言っても過言ではありません。特に「真紅眼融合」や「フュージョン・デステニー」などのデッキ融合系カードとのシナジーは絶大であり、環境においてもしばしば問題を引き起こしていました。
(※ハリファイバーがどういう存在なのかについては下記の記事で解説しています)
そのため、「捕食植物ヴェルテ・アナコンダ」の危険性は以前から指摘され続けており、いつ禁止行きになってもおかしくないカードではある(※)と言われていました。
(※詳しくは後述しますが、そう言われつつも禁止になる可能性は低いという意見が主流ではありました)
よって今回の改訂で「捕食植物ヴェルテ・アナコンダ」が禁止カード指定を受けたこと自体はそれほど違和感のある話ではなく、いわゆる「来るべき時が来た」という具合の結論に落ち着くのではないでしょうか。
禁止にするほどではない? カードデザイン面の負担
もっとも、現環境に限って言えば「捕食植物ヴェルテ・アナコンダ」は禁止にするほどの理不尽なパワーは持っていなかったことも確かです。
一般的によく言われている通り、「捕食植物ヴェルテ・アナコンダ」はこれを立てる段階でモンスターを2体消費しているため、アドバンテージ面ではさほど得をしているわけではありません。むしろ融合先によっては損をしているとすら言えるほどで、見かけほど雑に強いカードではなかったのです。
実際、前々期環境の「フュージョン・デステニー」などもアナコンダ経由ではなく素で発動した方が強いという意見が多く、一概にこのカードが悪いとは言い切れない部分もありました。また今期における【デスピア】などにとっても「捕食植物ヴェルテ・アナコンダ」はそれほど扱いやすいカードとは言えず、どちらかというと保険の意味合いが強いカード(※)だったことは事実です。
(※というより、なるべく使いたくないカードでした)
もちろん、素引きできない時でも融合にアクセスできることこそがアナコンダ最大の強みではあるのですが、言ってしまえばそれは「損失を80点に抑えるカード」であるということの裏返しでもあります。
つまり他の禁止カードのように物理的にカードパワーが狂っているタイプのカードではなかったため、巷で言われるほど「禁止になって当然の壊れカード」のような類の存在ではありませんでした。むしろこうした環境デッキ以上に中堅デッキにとっての大黒柱となっていた側面もあり、見方によってはカジュアル界隈に対するダメージの方が大きい規制となってしまった印象はあります。
とはいえ、だからと言って「捕食植物ヴェルテ・アナコンダ」というカードの構造に問題が無かったかというとそんなこともなく、いわゆる「存在罪」を犯しているカード群に片足を突っ込んでいたことも否定はできません。
上記項目でも軽く言及したように、「捕食植物ヴェルテ・アナコンダ」は融合サポートとしてはあまりにも優秀すぎるため、融合関連のアーキタイプを考える上ではこれの存在を考慮しないわけにはいきません。そしてそれはプレイヤーだけでなく恐らくは開発側にとっても同様で、とりわけ新規のカードデザイン面に負担をもたらすボトルネック(※)となっていたことは容易に推察できます。
(※これに関しては「水晶機巧-ハリファイバー」も同様ですが、あちらは一周回って完全に手遅れになってしまったパターンです)
要するに「捕食植物ヴェルテ・アナコンダ」というカードがカードプールに存在していること自体の影響力が大きくなりすぎていたということであり、そうした商業上の都合も踏まえて考えるのであれば、やはり今回の規制は比較的妥当な話だったと言えるのではないでしょうか。
【まとめ】
「捕食植物ヴェルテ・アナコンダ」についての話は以上です。
良くも悪くも融合界隈のライフラインとでも言うべき存在であり、「水晶機巧-ハリファイバー」同様に生存ルートに入ったかと思いきや、実は全然そんなことはなかったという結末を迎えてしまっています。個人的には「フュージョン・デステニー」の入れ替え改定があるとすれば「D-HERO デストロイフェニックスガイ」だと考えていたため若干意表を突かれた感はありますが、何にせよ融合関連アーキタイプの多くにとって無視できない大事件となってしまったことは確かです。
もっとも、逆に考えれば「捕食植物ヴェルテ・アナコンダ」の禁止カード化によってデッキ融合系のカードを新規にデザインしやすくなったと捉えることもできるため、案外このカードが居なくなったことが融合界隈にとって良い方向に作用するかもしれません。
ここまで目を通していただき、ありがとうございます。
ディスカッション
コメント一覧
これは個人的な意見ですが、デッキ融合が仮に全く無くてもアナコンダ自体が問題あるカードだったと思いますね…。
初動で使えなきゃ真価を発揮できず、それゆえ初動で出して止められやすかったり、一応は素材に縛りがあるハリファイバーやエレクトラムと違って、アナコンダの場合素材縛りが緩すぎるので余った適当なモンスターでついでに出せるし、どこで使っても同じポテンシャルを発揮します。つまり追加展開で更に盤面強化も出来るし、相手に妨害吐かせてから最後余ったモンスターでアナコンダ出して妨害貫通みたいなことも出来るのが最大の問題だと思います。
ユニオンキャリアーとかもそうなんですが、このせいでアナコンダを使うデッキは実質手数+1になってるので。
要するに展開が上手くいった➡「よっしゃ追加でアナコンダからデスフェニ出すぜ!」にもなるし、展開を誘発等で止められた➡「くっそ…取り敢えずアナコンダからドラグーンだけ出しとくぜ…」みたいな状態です。
仮に今後デッキ融合じゃなくても、墓地融合や除外融合でアナコンダと相性がよくて汎用性高いカード来れば結局同じことになると思います。実際プランキッズやサンドラの雷龍融合や、シャドールの円融魔術はこんな感じで使われてましたし、仮にミラクルフュージョンから出せる汎用融合モンスターみたいなのが今後出ればデスフェニドラグーンと同じことになるでしょう。
何よりアナコンダがコピー先の融合魔法の制約やターン制限を全部無視してしまうので、アナコンダ居る限り、強い融合モンスター + それを出しやすい融合魔法 の組み合わせが出る度に汎用出張セットになってしまって迂闊に出せないし、融合魔法の方に真紅眼融合レベルの重い制約をかけても無意味だったりで、結局融合デザインの幅が狭まりますしね。
コメントありがとうございます。
アナコンダはカードパワー設定そのものがおかしいわけではないものの、その存在自体はおかしいという珍しい性質のカードだったように思います。上手い表現が見つかりませんが、「やっていることは普通のはずが、常に普通以上なのがおかしい」というような感覚に近く、やはりカードプールに存在していること自体に問題があったのではないかという所感です。
また記事でも言及したようにカードデザイン面にも悪影響をもたらしてしまうカードですので、改めて考えるとそもそもアナコンダというカードを作ってしまったこと自体が失敗だったのかもしれません。
更新お疲れ様です!
アナコンダは際どいラインでしたが逝ってしまいましたね…
雷龍融合を落とすのに便利だったので残念です。
デザインの妨げはその通りですねー
かつての真紅眼融合やフューデスの規制は、(融合先が優秀すぎたという事情はあれど)アナコンダが一枚噛んでいたのは間違いないでしょうし…
個人的にアナコンダ禁止フューデス制限は出張はさせにくく、本来のテーマは強化されるいい塩梅だと思ってるので、やはりあやつは禁止の方がいいのかもしれません。
コメントありがとうございます。
アナコンダに関しては純粋なカードパワー以上に、融合サポートをデザインしようとするたびにアナコンダで使われないような調整を施さなければならないことが致命的すぎた印象はあります。それをするための労力を想像するだけで参ってしまいそうな状況ですし、おっしゃる通り禁止カードに封印しておいた方が丸く収まるのかもしれません。
「デッキ融合カードと共に3パーツだけ投入」という利用をしていたデッキがこの規制により軽微のダメージ
そして純融合のキーパーツとして利用していたデッキは一部深刻なダメージ
こういう形になってしまってるのが結局デッキ融合というシステムの歪みのように感じますね…
アナコンダを規制する理由として「今後の融合のデザインに制限がかかってしまうから」と言われることがありますが
そもそもデッキ融合にはアナコンダの存在以前にもう少し制限をかけるべきだと思うし
(実際、フュージョン・デステニーは未だ制限規制で留まっているし当たり前のように三棟投されている烙印融合が完全に止まるとも思えません)
そうしていればアナコンダの問題も多少は抑えられたのではないかと個人的には思います
この規制のやり方を見ると「アナコンダは居なくなったのでこれからもデッキ融合をガンガン配って行きます」という方針だと邪推をしてしまうところもあってなんだかなという気分もそれなりにあります
コメントありがとうございます。
おっしゃる通り、アナコンダ以前にデッキ融合自体が問題を引き起こしやすい傾向にあることは否めないかと思われます。実際デスピアなどもアナコンダに頼らず高いパワーを発揮できますし、もう少し慎重に調整するべきというのは間違いなくそうだと感じます。
ただ、今日の遊戯王のゲームバランスを鑑みる限り、デッキ融合というメカニズム抜きで融合系テーマを成り立たせるのは中々辛い話になってしまっていますので(無理やり強化しようとすると融合以外の部分がおかしくなってしまう等)、全体のバランスを考えるとデッキ融合は一種の必要悪的なメカニズムなのかもしれないというのが個人的な見解です。
更新助かる
禁止カードの理由をわかりやすく連ねたりヴィクトリードラゴンデッキ崩し系の都市伝説をキッパリ偽と言い切ってるのここぐらいだから信頼度が有象無象のYoutuberの比でないほど高くて安心感が段違い
懐かしいなとブログ始めの頃からずっと読んでいて、マスターデュエルから第5期以来の復帰を果たしパワカにしばかれながら各文章の説得力を身をもって体感しています リンクロスと神子イヴしばらく帰ってこなくていいよ
P.S.
ハリラドンはあらゆる手札誘発や妨害、特にニビルが致命傷だったり、Tier上位のデッキにあまり採用が見られないため禁止まで持っていくことがあり得るのかと考えているけれどOCG大会環境だと違ったりするのかな
新製品を刷るうえで悪用されかねないカードデザインの不健全さが問題なんですかね
コメントありがとうございます。
過分なお褒めをいただき嬉しく思います。情報の正確性については私個人の経験に基づいた知識がメインのため不完全なところもありますが、極端に外しすぎているということはないのではないかと考えています。
ハリラドンに関しましては、個人的には今すぐ禁止とまではいかないものの、将来的には規制されてもおかしくない程度のパワーはあるように感じます。採用可能なデッキは選ぶものの複数の妨害をハリラドンだけで用意できることに加え、「ルイ・キューピット」を絡めている関係でカードプールが広がるほど展開の拡張性が上がっていくという特徴もありますので、問題が深刻化すれば即禁止に行きそうな気配はありそうです。
最近はトマホークを絡めてハリファイバーに頼らずラドンを成立させる動きまで開発されていることもあり、規制の手がかかるならラドン側だろうなーという予感があります
リンクロスのときもそうでしたが、ハリファイバーはあくまでエンジンなので絶妙に規制を逃れられる一方、アナコンダは代用の効かない着地点なので逃げられなかった……ということでしょうか
個人的にはシャドール、召喚獣、プランキッズ、サイバードラゴン、メタルフォーゼほか組んでいるほぼすべての融合デッキに影響が出てしまったので頭を抱えおりますが……(こういうカードを一度出した以上は禁止にしないで欲しかったというのが本音です)
コメントありがとうございます。
ラドンは意外と忘れがちですがハリファイバー抜きでも展開手段そのものは案外少なくない(実用性のあるものは限られるとはいえ)ですし、やはり規制が入るとしたらこちら側になる可能性は否めないのかもしれません。
実際、直前の海外環境では【ドライトロン】を土台にベアト→ラドンの流れで勅命を拾う展開が流行していたことを知り、さりげなくラドン自体の危険性を改めて認識した次第です。
アナコンダとハリラドンは「象徴する」というか単純にゲームを「壊した」カードかと。
でもって「黒幕だけど主犯が他に見えるインチキカードは金になる」と「こんなに人気ならリンクは失敗ではなかった」という金とくだらないプライドで延命されてるだけ。
コメントありがとうございます。
アナコンダやハリラドンは賛否両論あるカードですが、今改訂が示す通りアナコンダの存在がゲームバランスに悪影響を与えていたことは間違いありませんので、少なからずそういった側面もあったのかもしれません。
いつも楽しく拝見させて頂いています。
個人的にはアナコンダ禁止には反対ですね。
現環境で規制するならアナコンダではないと思います。
デスピアにおけるアナコンダというのは勇者ギミックというパワーカードによって成立するものでまた勅命というパワーカードの対策で用いられるものであり、双方が規制された今アナコンダ規制の必要性は薄く感じます。
また、アナコンダが存在するうちは強力な融合カードはこないという意見がよく見られますが関係なくアナコンダ存命中に烙印融合は来ましたし、アナコンダ禁止になったからといって全ての融合テーマに専用アナコンダが来る可能性はとても低いですし、来たとしても何年後に行き渡るかわかりませんからね。
あくまで現環境に限れば融合モンスターテーマ内で有するデッキでしか用いられてませんでしたし、アナコンダの禁止化で融合テーマはほとんど全てで烙印融合ギミックを取り入れざるを得ず、デッキの多様性はむしろ落ちるように思います。
コメントありがとうございます。
私自身アナコンダの規制はあまり予想していなかった話ではありますし、今回の規制はいわゆる商業上の都合が半分以上を占めているような印象はあります。おっしゃる通りアナコンダ存命下でも烙印融合が出てきているとはいえ、アナコンダに悪用されないよう慎重にデザインしたであろうことが窺えますので、むしろ烙印融合のデザインに苦労したという事実こそがアナコンダ禁止化の決定打に繋がってしまったのかもしれません。
その点を踏まえるとアナコンダの禁止によって専用融合ないし専用アナコンダを気軽に作りやすくなったことは少なくとも確かだとは思うのですが、問題はやはり人気テーマ以外は放置される可能性が高いということでしょうか……。
前回の内容で「今後はヤバい融合来たらアナコンダ残して融合の方規制してくのかな?」と思ってたらアナコンダ禁止なってフューデス1枚返ってきてアナコンダ禁止行くんだとそれなら前回からこれで良かったのでは?と思った次第です
アナコンダ出て以降は化石融合みたいに「通常魔法だけど展開先のテキスト仕様の関係でコピー不可」だったりダイノルフィアみたいに「融合するけど罠なので対象外」みたいにとにかくアナコンダ避けてカード製作してたりとホープゼアル出た後のRUM状態だったのでこのまま続けるとどっかで支障出たりホープゼアル禁止後にRUM手札に入れるカード増え始めたようにどっかで強力な融合絡みが来るからあらかじめなのか
個人的には最近だと素打ち100点 打てなければ0点を素打ち100点 アナコンダ経由50点と底を最低限引き上げてるイメージあったので保険要素の択減らす意味合いもあったのかなと思います
コメントありがとうございます。
アナコンダはゲームバランス上の問題という点でもそうですが、それ以上にとにかく開発側への負担が大きすぎるカードだったと今となっては思います。私自身アナコンダには長い間お世話になったこともあり好きなカードの1枚ではあるのですが、やはりホープゼアルとRUMの関係を思えばこれを生かしておくこと自体が大きな問題になっていたとも言えますし、もはや禁止から帰ってくることも二度とないのかもしれません。
以前私はアナコンダは真紅眼融合などの明らかに常識を逸脱したカードがない限り、禁止レベルのパワーがあるとは思えないとコメントしましたが、間違っていたようで…中堅融合使いとしては正直残念です。
コメントありがとうございます。
実際のところ、アナコンダについてはカードデザイン的な観点における負担が大きすぎることが致命的だった印象はありますし、純粋なカードパワーに限って言えば個人的にも禁止レベルではなかったように感じます。そうした面もあって禁止になったことは残念ではありますが、マスターデュエルの方ではアナコンダがまだ現役ということもあり、もうしばらくはアナコンダのお世話になる日が続くことになりそうで嬉しく思います。
様々な思いが胸に去来してますが、今は、効果モンスター2体という緩々条件も悪かったのかもしれないとぼんやり考えています
あの悪名高きハリファイバーも、場にチューナーを呼び込む必要はありますし、継続展開用のカードによるデッキ・EXデッキの圧迫が馬鹿になりません。構築時の負担は重いくせに誘発一枚で止まるので、アドを無限に稼いでるようで薄氷を踏んでいくギミックです。氷を石橋のように分厚くするグリフォンが去っても今と同じ存在感を発揮するかは正直疑問視しています
それに比べてアナコンダは素材指定なし、デッキ・EXデッキへの負荷も軽く、盤面に効果モンスター2体が必要な弱点も融合素引きという上振れで補強できる。どちらかといえば、ハリラドンよりもハリアクセス側、様々なデッキに無理なく積めるお手軽出張側ですよね。その軽さでデスフェニはもちろんドラグーンや一時期話題になっていたレインボー・ネオスのように通れば勝ちのエースすら呼べるのが不味かったのかなあと
話は逸れますが【聖蔓】も今回のアナコンダ禁止には大打撃を受けたそうですよ。代わるカードがないのにと使い手の方が嘆いていました
何でも、聖蔓の剣士で奪ったモンスターを聖天樹が指定する植物族素材に変換するためには、素材に縛りがなく出しやすいリンク2のアナコンダが最適だったとか
正直、4月改訂関連で一番衝撃受けたの禁止制限の中身ではなくこの情報だった気がします。まさか散々使い倒してきたはずのアナコンダにそんな使い方があったとは……
コメントありがとうございます。
アナコンダは単純なスペックもさることながら、効果モンスター2体(リンクスパイダー等と併用すれば実質素材縛り無し)という圧倒的な召喚条件の緩さが最大の強みだったように思います。よほど不利な状況でなければとりあえず出せる軽さで、展開が通らなかった時のケアとしてあまりに使い勝手が良すぎるカードでした。
【聖蔓】については、今調べたところ素材縛りのない植物リンク2はアナコンダしかいなかったことを知り、意外な用途があったことに驚かされました。個人的には【焔聖騎士】の「剛炎の剣士」を似た用途で使用していた時期がありましたので、この手の役割のカードを失うのは相当の痛手なのではないかと感じます……。
本来なら各融合テーマそれぞれにとっていい感じの専用融合カードや新規ギミックを配るのが正道で、
それはとても大変なことですが実際カテゴリ専用リンクモンスターなんかはコナミもかなり頑張って過去のあらゆるテーマに一つひとつ配ってるんですよね
アナコンダ(とハリファイバー)はそこをサボって雑に作った汎用サポートカードだと思うので、今回ついにサボったツケが回ってきたように見えるのです…す
コメントありがとうございます。
いわゆる過去テーマの救済というと遊戯王初期~中期頃はほぼ行われることはなく、結果中途半端な形で放置されるテーマが多く生み出されるというような状況でしたが、10期頃から少しずつそういった問題点が改善されていったように感じます。【シャドール】や【マドルチェ】などの9期~8期のテーマだけでなく【エーリアン】などの比較的マイナーなテーマにも新規を配っていますし、今後は各種融合テーマにも何らかの埋め合わせが来るのかもしれません。
個人的には【テラナイト】辺りにも何かしらの新規が欲しいところではありますが……。
サンドラにとって雷龍融合タッチできたのがあまりにも大きかったので次辺り問題なかったらサンドラの規制緩めてほしいですね
勅命禁止で壊れた融合魔法が暴れることへの牽制みたいなのもあるのかも
コメントありがとうございます。
アナコンダについてはこれまで色々なところでお世話になってきましたが、今は居なくなって改めて理解できる偉大さのようなものを感じています。ほぼ何処からでも融合にアクセスできるというのはあまりにも便利すぎますし、これが禁止になったことは想像以上に影響が大きかったという印象です。
勅命の記事も流石に放置しすぎているのでそろそろ出せればと思います。ただ、今はちょっと余裕がないのでもう少し時間がかかってしまうかもしれません……。
アナコンダを生かしたままにするなら最悪今後出る使われるとまずそうなやつから「融合」「フュージョン」の名前外せばゲーム的には制御できなくもなさそうなんですがそれはそれで非常に多大な影響ではありますね…
サンアバロンへの影響に関してはサンアバロンがかなりEX枠消費の激しいテーマなので変換のためだけにアナコンダにEX1枠割くかは判断が分かれる部分で字面の印象ほどの大ダメージでもないかな?という感覚です
戦闘を介するコントロール奪取を通した上で勝負を決められなかった場合と意外と状況が限定的なので
一応ジャスミンに泡影などをもらった際リリースするつもりだったトリッククラウンを植物に変換したりもできますが
コメントありがとうございます。
融合禁止縛りについては融合サポート全般に対する影響面もそうですが、そもそも特定の名前をつけてはいけないという制約はもはや一種の呪いのようですらあり、逆説的にアナコンダというカードの影響力がいかに大きいものだったのかを改めて実感することができました。
サンアバロンは見た目ほどの被害はないとのことで何よりです。あまり知識がないため何も語れず恐縮ですが……。
マスターデュエルでのヘビちゃんの生存を見るにカードデザインの問題だったのかなって思うこの頃です。
ハリファイバーもそんな感じな気がしますが、出せるものが悪いのか出したものが悪いのかという堂々巡りの落ち着きどころがOCGだと出せるもの、マスターデュエルだと出したものになったのだなと納得しました。
コメントありがとうございます。
ハリファイバーもそうですが、アナコンダのように軽い上に拡張性が高いタイプのカードは1枚でできることが多すぎる都合上、そもそもカードデザイン自体に問題があるようにも感じます。今のところマスターデュエルでは展開先を規制することで無事生存していますが、今後のことを考えると中々危うい立ち位置にいるとも言えそうです。