遊戯王と禁止カードの歴史 環境を破壊した凶悪カードまとめ

2018年11月24日

スポンサーリンク

【前書き】

 遊戯王OCGには禁止カードと呼ばれるカード群が存在します。

 このページを見に来られるような方には説明不要と思われますが、一応説明すると文字通り「ゲームでは使用できないカード」のことを指す用語です。全てが固定というわけではなく、特定の時代に猛威を振るったために一時的に禁止カードに指定されていたカードや、時期によってリストを行き来している流動的な問題児もいます。

 もちろん、禁止カード指定を受けてから今なおその位置にとどまり続けている永年禁止カードも少なくありません。中には今後絶対に現役復帰しないレベルの極悪カードも多々見られ、カードゲームのバランス調整がいかに困難であるかを物語っています。

 このページは、そんな禁止カードの大まかな歴史についての一覧です。カード1枚ごとの解説に関してはリンク先の個別記事をご参照ください。

 

第1期 ゲーム黎明期の遺産

 

ブラック・ホール  2004/92005/9
2006/3~2010/9
【第1期の歴史1 伝説の始まり】
 サンダー・ボルト 2004/3~現在
【第1期の歴史2 ブルーアイズとサンボルを持っているプレイヤーが勝つゲーム】
【生け贄無し最上級】のデッキレシピ
【禁止カードは本当に強いのか? 遊戯王初期の壊れカードを辛口評価】
死者蘇生 2004/9~2008/3
2009/9~2010/9
【第1期の歴史3 高攻撃力至上主義の札遊び 最上級ビート1強の時代】
強欲な壺 2006/3~現在
【第1期の歴史7 初期の謎テキスト ひいた後で強欲な壺を破壊する】
死のデッキ破壊ウイルス(エラッタ前) 2009/9~2015/1
※エラッタにより消滅
【第1期の歴史8 ゲーム同梱ランダム収録 なかなか手に入らない超レアカード】
ハーピィの羽根帚 2004/3~2015/1
※上記リンク参照
血の代償 2014/4~現在
【第1期の歴史9 血の代償騒動 上級モンスターを生け贄なしで召喚】
聖なる魔術師 2007/3~2007/9
2008/3~2016/10
【第1期の歴史10 デーモンの召喚 上級打点の革命】
天使の施し 2004/92005/3
2005/92006/3
2007/3~現在
【第1期の歴史13 遊戯王のインフレは1999年から始まっていた】
心変わり 2004/32004/9
2005/3~現在
【第1期の歴史14 心変わりで聖なる魔術師を奪い合う心理戦】
クリッター(Vol.6) 2000/4~
※エラッタにより消滅(一度目)
クリッター(エラッタ前) 2004/92005/3
2013/3~2016/4

※エラッタにより消滅(二度目)
【第1期の歴史16 エラッタ前クリッターの狂気 最初期の【エクゾディア】地獄】
黒き森のウィッチ(Vol.6) 2000/4~
※エラッタにより消滅(一度目)
黒き森のウィッチ(エラッタ前) 2004/9~2017/4
※エラッタにより消滅(二度目)
※上記リンク参照
キャノン・ソルジャー 2018/7~現在
【キャノンソルジャーが禁止カードになった理由】
デビル・フランケン 2007/3~2014/2
【第1期の歴史17 初期の融合モンスター 「デッキが組めない」からファンデッキに至るまで】
遺言状 2007/3~現在
遺言状(エラッタ前) 2000年上半期?
※エラッタにより消滅。正確な時期は不明。
【第1期の歴史19 暗黒期到来 遺言状エクゾと無限射出バーン】
聖なるバリア -ミラーフォース- 2004/92005/3
2005/92006/3
【第1期の歴史21 止まらないエクゾディア ミラフォが見向きもされない環境】
大嵐 2010/9~2011/9
2015/1~現在
【第1期の歴史22 暴走するエクゾディア 果てしないソリティア・ゲーム】

 

第2期 開発側の試行錯誤あるいは迷走

 

押収 2005/32005/9
2007/9~現在
【第2期の歴史2 ハンデス三種の神器 手札破壊地獄の環境】
【ハンデス三種の神器】のデッキレシピ
いたずら好きな双子悪魔 2004/32005/3
2005/9~現在
※上記リンク参照
強引な番兵 2005/3~現在
※上記リンク参照
苦渋の選択 2004/32004/9
2005/3~現在
【第2期の歴史3 苦渋の選択 禁止カード大量発生事件】
【第2期の歴史16 苦渋エクゾディアの襲来】
【苦渋エクゾディア】(第2期)のデッキレシピ
強奪 2006/9~2007/3
2007/9~現在
※上記リンク参照
ハリケーン 2011/9~現在
※上記リンク参照
サイバーポッド 2004/32004/9
2006/3~現在
【第2期の歴史8 サイバーポッドとメタモルポット 【デッキ破壊】の襲来】
【デッキ破壊】(第2期)の歴史・デッキレシピ
【デッキ破壊1キル】(第3期~第4期)の歴史・デッキレシピ
キラー・スネーク(エラッタ前) 2005/9~2015/1
※エラッタにより消滅
【第2期の歴史12 世界を制したキャノンバーン 初代アジアチャンピオンシップ優勝】
【キャノンバーン】のデッキレシピ
刻の封印 2006/3~現在
【刻の封印が禁止カードからいまだに動かない理由とは】
リビングデッドの呼び声 2008/3~2009/9
【第2期の歴史14 サイコショッカーが最強だった時代 リビデショッカーの脅威】
王宮の勅命(エラッタ前) 2004/3~2017/1
※エラッタにより消滅
※上記リンク参照
早すぎた埋葬 2008/9~現在
※上記リンク参照
破壊輪(エラッタ前) 2005/92006/9
2007/9~2015/1
※エラッタにより消滅
【第2期の歴史19 三幻神降臨 バージョン別商法と捨てられた良心】
サウザンド・アイズ・サクリファイス 2006/9~2016/4
【第2期の歴史21 サウザンド・アイズ・サクリファイス現る 凶悪な盤面制圧力】
【第4期の歴史16 【変異カオス】の台頭 2005年環境のトップメタ】
大寒波 2011/3~現在
【雑貨貪欲ターボ】(第4期)のデッキレシピ
団結の力 2004/92005/3
【マハー・ヴァイロ】(第2期)のデッキレシピ
生還の宝札 2009/9~現在
【第2期の歴史28 生還の宝札 エクゾディアの復権とキュアバーン1キル】
【宝札エクゾディア】のデッキレシピ
【宝札ビッグバン】のデッキレシピ
【第3期の歴史26 暗黒のマンティコア襲来 無限ドローとエクゾディア】
アマゾネスの射手 2018/10~現在
【キャノンソルジャーが禁止カードになった理由】
八汰烏 2004/3~現在
【第2期の歴史36 暗黒期到来 八汰烏の脅威と【グッドスタッフ】の最期】
【八汰ロック(ヤタロック)】(第2期~第3期)の歴史・デッキレシピまとめ
ラストバトル! 2006/3~現在
【第2期の歴史37 【ラストバトル!】の成立 はびこる先攻1キル】
【ラストバトル!】の歴史・デッキレシピまとめ
ファイバーポッド 2004/32004/9
2005/3~現在
【第2期の歴史38 ファイバーポッド 狂気のリセット効果】
王宮の弾圧 2011/9~現在
※上記リンク参照
お注射天使リリー 2004/32004/9
※上記リンク参照
王家の神殿(エラッタ前) 2006/9~2015/1
※エラッタにより消滅
※下記リンク参照
処刑人-マキュラ 2005/3~現在
【第2期の歴史39 処刑人マキュラ 【現世と冥界の逆転】の成立】
現世と冥界の逆転(エラッタ前) 2006/3~2015/1
※エラッタにより消滅
【現世と冥界の逆転】のデッキレシピ
悪夢の蜃気楼 2005/3~現在
【第2期の歴史43 第2期最終盤 来たる末期世界 悪夢の蜃気楼が大人しく見える環境】
ダスト・シュート 2012/3~現在
【第4期の歴史3 マインドクラッシュと氷帝メビウス 当初は不遇の立場】
【第5期の歴史4 E・HERO エアーマン誕生 トップデッキ【エアブレード】の台頭】
トゥーン・キャノン・ソルジャー 2018/7~現在
【キャノンソルジャーが禁止カードになった理由】
【第2期の歴史7 リクルーターの誕生と巨大化の影 扱いにくすぎるトゥーンモンスター】

 

第3期 暗黒と混沌の時代

 

突然変異 2007/9~現在
【第10期現在でも「突然変異」が禁止カードから緩和されない理由とは】
魔導戦士 ブレイカー 2007/3~2007/9
2008/3~2008/9
【第3期の歴史7 魔導戦士ブレイカー 遊戯王前半期最強の下級アタッカー】
魔導サイエンティスト 2005/3~現在
【第3期の歴史8 魔導サイエンティスト 1枚で環境を動かしたカード】
【サイエンカタパ】(第3期~第4期)の歴史・メタゲームへの影響
【第3期の歴史30 モンスターゲートの誕生 【サイエンカタパ】完成体へ】
【第3期の歴史39 魔法石の採掘 【サイエンカタパ】の心の友】
【第4期の歴史7 「連続魔法」誕生 【サイエンカタパ】更なる高みへ】
【第4期の歴史15 制限改訂2005/3/1 【サイエンカタパ】の最期と【スタンダード】の衰退】
同族感染ウィルス 2006/3~2017/10
【第3期の歴史9 同族感染ウィルスの参戦と【お触れホルス】の原形(大嘘)】
マスドライバー 2011/3~現在
蝶の短剣-エルマ 2005/3~現在
【第3期の歴史13 蝶の短剣エルマ 遊戯王史上最凶の装備魔法】
【エルマ1キル】のデッキレシピ
月読命 2006/9~2012/9
【第3期の歴史18 月読命ラインの形成 遊戯王前半期の殿堂入りカード】
混沌帝龍 -終焉の使者-(エラッタ前) 2004/9~2015/1
※エラッタにより消滅
【第3期の歴史20 【カオス】の降臨 遊戯王の終わりの始まり】
【カオス】(第3期)の歴史・メタゲームへの影響
カオス・ソルジャー -開闢の使者- 2005/9~2011/9
※上記リンク参照
カオス・ソーサラー 2006/9~2009/3
【第5期の歴史7 制限改訂2006/9/1 カオスソーサラー禁止カード化 【カオス】完全崩壊】
ヴィクトリー・ドラゴン 2006/32006/9
2007/3~現在
【第3期の歴史23 ヴィクトリー・ドラゴン誕生 遊戯王最大の過ち】
【第4期の歴史23 マッチキル【MCV】の脅威とは 実は脆すぎる事故デッキ】
【MCV】の回し方・デッキレシピ
混沌の黒魔術師(エラッタ前) 2008/9~2015/4
※エラッタにより消滅
【第3期の歴史25 混沌の黒魔術師参戦 【カオス】完全体へ】
次元融合 2008/9~現在
【第5期の歴史4 E・HERO エアーマン誕生 トップデッキ【エアブレード】の台頭】
第六感 2005/3~現在
【第3期の歴史28 第六感 遊戯王最凶格の壊れカード】

 

第4期 心なし落ち着いてきた頃

 

異次元からの帰還 2014/2~現在
【第4期の歴史8 異次元からの帰還 遊戯王最強格の帰還カード】
レスキューキャット(エラッタ前) 2010/9~2017/1
※エラッタにより消滅
洗脳-ブレインコントロール(エラッタ前) 2010/9~2017/1
※エラッタにより消滅
【第4期の歴史14 洗脳-ブレインコントロール(エラッタ前) 2枚目以降の心変わり】
マジカル・エクスプロージョン 2018/7~現在
神剣-フェニックスブレード 2019/1~現在
【神剣-フェニックスブレードが禁止カードになった理由】
【第5期の歴史4 E・HERO エアーマン誕生 トップデッキ【エアブレード】の台頭】
ダンディライオン 2019/1~現在
ライフチェンジャー 2016/4~現在

 

第5期 むしろ制限カードが恐ろしい時代

 

未来融合-フューチャー・フュージョン(エラッタ前) 2012/9~2017/1
※エラッタにより消滅
【第5期の歴史1 【未来オーバー】全盛期 第5期初頭環境の後攻1キルデッキ】
D-HERO ディスクガイ(エラッタ前) 2008/9~2018/4
※エラッタにより消滅
メガキャノン・ソルジャー 2018/10~現在
【キャノンソルジャーが禁止カードになった理由】
イレカエル 2010/9~現在

 

第6期 はじめての新召喚法実装 シンクロ暴走期

 

氷結界の龍 ブリューナク(エラッタ前) 2012/9~2017/1
※エラッタにより消滅
ゴヨウ・ガーディアン(エラッタ前) 2011/3~2017/1
※エラッタにより消滅
メンタルマスター 2011/9~現在
ダーク・ダイブ・ボンバー(エラッタ前) 2009/9~2014/4
※エラッタにより消滅
フェニキシアン・クラスター・アマリリス 2018/4~現在
エンシェント・フェアリー・ドラゴン 2018/1~現在
フィッシュボーグ-ガンナー 2011/9~現在
レベル・スティーラー 2016/10~現在
The tyrant NEPTUNE 2017/4~現在
氷結界の龍 トリシューラ 2012/3~2013/9
スポーア 2012/3~2012/9

 

第7期 反動で大人しくなった時代

 

グローアップ・バルブ

2012/3~2015/10
2019/1~現在

ゼンマイハンター 2014/4~現在
No.16 色の支配者ショック・ルーラー 2016/1~現在
ラヴァルバル・チェイン 2016/4~現在
発条空母ゼンマイティ 2013/3~2014/4
M.X-セイバー インヴォーカー 2019/1~現在

 

第8期 征竜魔導

 

地征竜-リアクタン 2013/9~2015/4
水征竜-ストリーム 2013/9~2015/4
魔導書の神判 2013/9~現在
焔征竜-ブラスター 2015/4~現在
巌征竜-レドックス 2015/4~現在
瀑征竜-タイダル 2015/4~現在
嵐征竜-テンペスト 2015/4~2018/10
炎征竜-バーナー 2013/9~2015/4
風征竜-ライトニング 2013/9~2015/4

 

第9期 禁止前提でカードを刷り始めた頃

 

エルシャドール・ネフィリム 2015/4~2018/4
BF-隠れ蓑のスチーム 2019/1~現在
旧神ノーデン 2015/10~現在
No.95 ギャラクシーアイズ・ダークマター・ドラゴン 2019/1~現在
星守の騎士 プトレマイオス 2015/10~現在
Emダメージ・ジャグラー 2016/1~2018/10
Emヒグルミ 2016/1~現在
マジェスペクター・ユニコーン 2017/1~現在
EMモンキーボード 2016/4~現在
BF-朧影のゴウフウ 2018/4~現在
十二獣の会局 2017/4~現在
十二獣ドランシア 2017/4~現在
十二獣ブルホーン 2017/7~現在
真竜剣皇マスターP 2017/10~現在
ドラゴニックD 2017/10~現在

 

第10期 鬼が出るか蛇が出るか

 

ファイアウォール・ドラゴン 2019/1~現在
サモン・ソーサレス 2018/10~現在
【サモンソーサレスが禁止カードになった理由】
トロイメア・ゴブリン 2019/1~現在

 

【まとめ】

 禁止カードについては以上です。

 総数としては第2期が29枚と飛び抜けて多く、次いで第1期の17枚が続いています。この辺りは遊戯王OCGの開発も試行錯誤の段階を脱しておらず、バランス調整の失敗はやむを得ない部分もありました。

 しかし、第3期になると【カオス】を筆頭に「露骨に強すぎるパワーカード」が印刷されるケースが増え始めるなど、カードゲームとしては危険な兆候も見られます。その結果、第4期~第5期では自重したデザインがなされることとなり、一見して分かるほどオーバーパワーなカードは数を減らしていきました。

(その分、ぎりぎり制限に踏みとどまるレベルのパワーカードも増えましたが……)

 一方、第6期に入ってシンクロ召喚が実装されると、これまでのノウハウを活かせなくなったからか調整ミス気味に強いカードが多数現れることになります。しかし、逆に時代が進んでから禁止指定を受けたカードも多く、ある意味では不可抗力的な禁止措置とも言えるでしょう。

 第8期はかの「征竜魔導」の時代であり、禁止入りメンバーもそれらが全てです。というより、第8期出身カードの多くは征竜魔導と第9期のインフレの板挟みになっていたため、禁止指定にまで行くような者は現れなかったという方が正確かもしれません。

 そしてインフレの象徴である第9期では15枚もの禁止カードが現れており、これは暗黒期と言われる第3期を上回る数値です。なおかつ、今後もカードプール次第ではメンバーが増加する可能性もあり、遊戯王OCGでも最も恐ろしい時代の一つに数えることに不足はありません。

 続く第10期現在でもその傾向はあまり変わっておらず、むしろより一層強まっている部分もあります。現時点では禁止カード入りを果たしたの3枚と少なめですが、この先の禁止指定がほぼ確定しているカードも少なくなく、恐らくは第11期にまで影響が波及するのではないかというのが個人的な推測です。

 ここまで目を通していただき、ありがとうございます。

 

スポンサーリンク