【ラストバトル!】の歴史・デッキレシピまとめ
デッキデータ
活躍期間 | 2001年11月29日~2006年3月1日 | |
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脅威度 | 暗黒期(2001年12月~2002年5月) | |
カジュアル(2005年9月~2006年3月) | ||
主な仮想敵 | 2001年12月~ | 【八汰ロック】 【宝札エクゾディア】 【宝札ビッグバン】 【現世と冥界の逆転】 |
2002年5月~ | 【八汰ロック】 【トマハン】 【デビフラ1キル】 |
2001年12月(全盛期)
モンスターカード(14枚) | |
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×3枚 | キャノン・ソルジャー |
サンダー・ドラゴン | |
×2枚 | クリッター(エラッタ前) |
黒き森のウィッチ(エラッタ前) | |
デビル・フランケン | |
×1枚 | 昇霊術師 ジョウゲン |
ならず者傭兵部隊 | |
魔法カード(23枚) | |
×3枚 | 浅すぎた墓穴 |
生還の宝札 | |
手札抹殺 | |
成金ゴブリン | |
早すぎた埋葬 | |
ハリケーン | |
×2枚 | 天使の施し |
×1枚 | 苦渋の選択 |
強欲な壺 | |
死者蘇生 | |
罠カード(3枚) | |
×3枚 | ラストバトル! |
×2枚 | |
×1枚 | |
エクストラデッキ(2枚) | |
×3枚 | |
×2枚 | |
×1枚 | 異星の最終戦士 |
青眼の究極竜 |
【ラストバトル!】は、第2期終盤の2001年末~2002年5月頃に活躍していた先攻1キルデッキの一種です。
詳しいコンボの仕組みなどは上記関連記事で解説していますが、簡単に言えば「異星の最終戦士」「昇霊術師 ジョウゲン」で特殊召喚を封じた状態で「ラストバトル!」を発動し、事実上の確定勝利を狙う疑似特殊勝利デッキにあたります。
ただし、「ラストバトル!」の発動条件としてライフを1000以下にする必要があるため、そのライフ調整手段には「デビル・フランケン」や「早すぎた埋葬」が用いられていました。このうち、「デビル・フランケン」は「異星の最終戦士」の展開要員として、「早すぎた埋葬」は単純にデッキの潤滑油として機能する利点があり、ライフ調整カードでありながらコンボパーツを兼ねるのが強みです。
また蘇生カードを多用する関係上、デッキの回転エンジンには主に「生還の宝札」が使われていました。よって実際のデッキの動かし方については【宝札エクゾディア】や【宝札ビッグバン】とほぼ共通(※)です。
(※詳しくは下記の関連記事もしくはデッキ個別解説ページをご参照ください)
何にせよ、【ラストバトル!】は先攻1キルデッキとしては十分な強さを持ち、当時の環境でも一定の成績を残していた強力なアーキタイプです。
しかし、ライバルの多さから現在語り継がれているほどの活躍は望めず、2番手以下の位置に甘んじていたことは否めません。2002年3月に【現世と冥界の逆転】が現れると完全に立場を喪失してしまうなど、少なくとも主流からは外れていた印象が強いデッキだったのではないでしょうか。
2002年5月(衰退期)
モンスターカード(14枚) | |
---|---|
×3枚 | ナーガ |
×2枚 | キャノン・ソルジャー |
クリッター(エラッタ前) | |
昇霊術師 ジョウゲン | |
×1枚 | 黒き森のウィッチ(エラッタ前) |
サイバーポッド | |
デビル・フランケン | |
ファイバーポッド | |
メタモルポット | |
魔法カード(24枚) | |
×3枚 | 浅すぎた墓穴 |
検閲(エラッタ前) | |
太陽の書 | |
モンスター回収 | |
×2枚 | 生還の宝札 |
天使の施し | |
遺言状 | |
×1枚 | 苦渋の選択 |
強欲な壺 | |
死者蘇生 | |
手札抹殺 | |
成金ゴブリン | |
早すぎた埋葬 | |
罠カード(2枚) | |
×3枚 | |
×2枚 | ラストバトル! |
×1枚 | |
エクストラデッキ(2枚) | |
×3枚 | |
×2枚 | |
×1枚 | 異星の最終戦士 |
青眼の究極竜 |
その後、第2期最後の制限改訂でカードプールに調整が入り、先攻1キルデッキとしては大打撃を被りました。
以降の環境ではメタゲームに姿を見せなくなりましたが、愛好家の間では改訂後プールでの新たな構築が模索されています。
新規ギミックとして考案されたのは「ナーガ」「モンスター回収」を利用したコンボです。これにより手札交換とコンボパーツのリクルートが同時に行えるようになり、弱体化したデッキの安定性を僅かながら補強することに成功しています。
さらに、「早すぎた埋葬」に変わるライフ調整手段として「検閲(エラッタ前)」が見出されています。この時期は1ターンに何度でも効果を発動できる裁定が出されていたため、すみやかに「ラストバトル!」の発動条件を満たすことができたからです。
とはいえ、デッキとしての完成度は以前と比べて大きく劣ることは否めず、ほどなく自然衰退を迎えています。
2005年9月(カジュアル)
モンスターカード(5枚) | |
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×3枚 | |
×2枚 | 昇霊術師 ジョウゲン |
×1枚 | クリッター(エラッタ前) |
サイバーポッド | |
メタモルポット | |
魔法カード(21枚) | |
×3枚 | 浅すぎた墓穴 |
太陽の書 | |
×2枚 | 王家の神殿(エラッタ前) |
おろかな埋葬 | |
成金ゴブリン | |
魔法石の採掘 | |
レベル制限B地区 | |
×1枚 | 強欲な壺 |
月の書 | |
手札抹殺 | |
光の護封剣 | |
ブラック・ホール | |
罠カード(14枚) | |
×3枚 | 強欲な瓶 |
光の護封壁 | |
八汰烏の骸 | |
×2枚 | ダメージ・コンデンサー |
ラストバトル! | |
×1枚 | グラヴィティ・バインド-超重力の網- |
エクストラデッキ(0枚) | |
×3枚 | |
×2枚 | |
×1枚 |
その後、3年以上に渡って沈黙を続けていましたが、第4期終盤に差し掛かる2005年9月~2006年3月頃に突如注目を浴びています。「光の護封壁」「レベル制限B地区」などが積まれていることからも分かるように、全体的にコンボ軸からコントロール軸よりにコンセプトを移行させていました。
浮上に至った具体的な経緯は不明ですが、丁度この時期は【トランス】や【MCV】を筆頭にマッチキル系コンボデッキの開発が盛んに行われていたため、その煽りを受けての躍進だったのではないか、というのが個人的な推測です。
しかし、当時は幸か不幸か「ラストバトル!」「昇霊術師 ジョウゲン」のコンボが調整中に変更されており、そもそもデッキが成立するかどうかが不明という状況に置かれていました。
結局、この問題が解決する前に「ラストバトル!」が禁止カード行きとなり、迷宮入りのまま現役時代を終えています。現在では問題なくコンボが成立するとの裁定が出されていますが、「ラストバトル!」の禁止カード指定は解除されておらず、10年以上経った今でも構築不可能な状態が続いている形です。
元々「ラストバトル!」自体がルール的に欠陥が多いデザインのカードであることもあり、恐らくは今後もこの状況が動くことはないのではないでしょうか。
【まとめ】
より詳細な情報をご希望の場合、以下の記事をご覧ください。
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