ハリファイバーはいつ禁止行きになるのか? 規制を免れ続ける理由

2018年10月16日

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【前書き】

 遊戯王OCGの中に、「水晶機巧-ハリファイバー」と呼ばれるカードが存在します。

チューナー1体以上を含むモンスター2体
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがリンク召喚に成功した場合に発動できる。手札・デッキからレベル3以下のチューナー1体を守備表示で特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターは、このターン効果を発動できない。
②:相手のメインフェイズ及びバトルフェイズにフィールドのこのカードを除外して発動できる。EXデッキからSモンスターのチューナー1体をS召喚扱いで特殊召喚する。

 【水晶機巧】カテゴリに属するカードの1枚であり、現環境最強の汎用リンクモンスターとして名を馳せているパワーカードです。具体的な強さや活用方法については最早語るまでもないというほどであり、2017年末に現れて以降、遠からず禁止カード行きになると囁かれ続けています。

 にもかかわらず、誕生から1年が経過する今なお無制限カードに居座っているなど、何かと話題に事欠かない曰く付きの存在です。カードパワーそのものは明らかに禁止カード級に突っ込んでおり、これが規制を免れている現状に商業的な理由が絡んでいることは間違いありません。

 しかし、こうした「規制の先送り」が永遠に続くわけではないのも確かです。もはや「水晶機巧-ハリファイバー」がいずれ禁止行きになることは現役プレイヤーの間では周知の事実であり、あとはそれがいつ実行されるかという「時間の問題」とも言えるでしょう。

 この記事では、その具体的な時期について簡単に考察していきます。

 

最有力は2019年1月、しかし……

 とはいえ、これに関しては考察を膨らませる余地もそう多くはありません。結論を先に申し上げれば、次回の改訂である2019年1月に禁止カード行きになるのではないか、というのが個人的な推測です。

追記:2019年1月の改訂では制限カード止まりとなり、ひとまず禁止カード行きは免れた形です。今後の動向が注目されますが、少なくとも現役時代がまだまだ続くことは間違いないものと思われます。

 一つ目の根拠としては、前回の改訂で「サモン・ソーサレス」が禁止カード行きになっていることが挙げられます。

 というのも、これまで「水晶機巧-ハリファイバー」が規制を免れていた理由のうち、最も有力視されていたのは「禁止カード指定を受けたリンクモンスターが存在しないこと」だったからです。遊戯王OCGの販売戦略上、新召喚法に対応するモンスターは比較的規制が甘くなる傾向にあるため、このタイミングで禁止カードが出たという事実はそのフィルターが取り払われたことを示していると受け取れます。

 ただ、これだけでは根拠としては少々弱いという印象もないわけではありません。

 もう一つの根拠は、ここ最近になってシンクロ絡みのテコ入れが増してきていることにあります。

 「水晶機巧-ハリファイバー」は汎用展開リンクモンスターとしての顔が特に有名ですが、その他にもルール変更で打撃を受けた【シンクロ召喚】の救済措置という側面も併せ持っていました。つまり、ここに来てそのサポートが手厚くなっているということは、逆に「水晶機巧-ハリファイバー」という補助輪を外しにかかっていると考えることができます。

 今のところ、直接的な「水晶機巧-ハリファイバー」の後継カードと呼べるものは現れていませんが、この調子ではいつ登場してもおかしくありません。そしてその時が「水晶機巧-ハリファイバー」の最期になるというのは、恐らく既に何度も議論されていることなのではないかと思われます。

 その他、やや邪推が含まれる推論ですが、いわゆるデベロップレベルにおける悪影響も理由の一つです。「水晶機巧-ハリファイバー」を起点とすることで容易にリンク4まで繋がってしまう現状を踏まえると、開発側としても大型リンクモンスターをデザインしにくくなっているのではないか、という裏読みもあながち的外れとは思えません。

 一応、リンク素材にチューナーを要求する縛りこそありますが、「灰流うらら」「エフェクト・ヴェーラー」などの手札誘発の採用率を鑑みれば無いも同然の制約です。むしろ「水晶機巧-ハリファイバー」の存在がチューナー系誘発の流行を推し進めている向きもあり、これについて何らかの対応が必要になりつつあるというのは多くのプレイヤーが認識するところでもあります。

 いずれにしても、「リンク2≒リンク4」という図式を成り立たせる「水晶機巧-ハリファイバー」の存在がゲームバランス調整の負担となっている可能性は高く、そのことが販促能力の高さというメリットを超えつつあっても不思議ではないでしょう。

 よって、「水晶機巧-ハリファイバー」の禁止カード化までが秒読みの段階にあることはほぼ間違いないと見ていいのではないでしょうか。

 

逆に禁止にならないのでは? 周りを潰す改訂

 と、このような考察をしたはいいものの、蓋を開けてみれば2019年1月の改訂では「水晶機巧-ハリファイバー」は制限カード止まりとなり、禁止カード指定は辛くも免れた格好です。

 とはいえ、「水晶機巧-ハリファイバー」は元々1枚挿しが主流であり、この規制自体はあまり大きな意味を持っているとは言えません。

 代わりに「グローアップ・バルブ」「BF-隠れ蓑のスチーム」らが禁止カード指定を受け、間接的に「水晶機巧-ハリファイバー」からの展開に弱体化修正が入った格好となります。また、直接リクルートできるカードではありませんが、同じく禁止行きとなった「ダンディライオン」とも無関係ではありません。

 こうした状況を踏まえる限り、「水晶機巧-ハリファイバー」の周りを潰していく意図が現れた改訂であることは疑いようもなく逆に「水晶機巧-ハリファイバー」自体には規制が入らないのではないか? という憶測が浮かび上がる次第です。

 実際、妥協点としては頷ける決定ではあり、今後も似たような形で規制の手が加わっていく可能性も十分に見受けられます。

 一方、これとは全く逆の考え方として、この規制を「水晶機巧-ハリファイバー」の禁止カード化の布石と捉える層が一定数存在するのも確かです。現実問題、こうした周辺対応による規制の引き延ばしが永遠に続くかというと難しいところもあり、「ファイアウォール・ドラゴン」がそうであったように、いずれは禁止カード行きにせざるを得なくなる可能性は決して否定できません。

 個人的な見解としては、しばらくは周辺対応の規制で時間を稼ぎつつ、タイミングを見計らって禁止カード指定に踏み切るのではないか、という印象を持っています。具体的な時期については公式の匙加減一つという形になりそうですが、やはり根本的に「水晶機巧-ハリファイバー」の存在を許すべきではない、という意見が根強く見受けられるのが主張の根拠です。

 

【まとめ】

 「水晶機巧-ハリファイバー」の禁止カード化についての考察は以上となります。

 いずれ禁止カードになると囁かれながら、誕生から1年もの期間を生き抜いてきたカードですが、流石にそろそろ年貢の納め時が近付いてきたという印象です。しかし、それでも複数の思惑から禁止カード行きを回避し続けている事実は重く、今後の動きが中々読めない不安定なカードでもあります。

 個人的には、流石に必要悪と言える域を超えつつあるのではないか? とも考えていますが……。

 ここまで目を通していただき、ありがとうございます。

 

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