【お触れホルス】の歴史・時代ごとのデッキレシピまとめ

2018年11月18日

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【前書き】

 【お触れホルス】の大まかな歴史・時代ごとのデッキレシピについてまとめています。

 

2004年6月(成立直後)

サンプルレシピ(2004年5月27日)
モンスターカード(21枚)
×3枚 異次元の女戦士
D.D.アサイラント
怒れる類人猿
ホルスの黒炎竜 LV6
ホルスの黒炎竜 LV4
×2枚  
×1枚 キラー・スネーク(エラッタ前)
クリッター(エラッタ前)
黒き森のウィッチ(エラッタ前)
同族感染ウィルス
ホルスの黒炎竜 LV8
魔導戦士 ブレイカー
魔法カード(15枚)
×3枚 サイクロン
×2枚 収縮
×1枚 悪夢の蜃気楼
押収
大嵐
強引な番兵
強奪
強欲な壺
死者蘇生
天使の施し
早すぎた埋葬
ブラック・ホール
罠カード(4枚)
×3枚 王宮のお触れ
×2枚  
×1枚 リビングデッドの呼び声
エクストラデッキ(0枚)
×3枚  
×2枚  
×1枚  

 

 上記レシピは第4期突入直後、「ホルス」シリーズのモンスターが誕生したばかりの時期に考案された【お触れホルス】のサンプルです。

 この頃はまだデッキのひな形があまり固まっておらず、はっきりと【お触れホルス】と呼べるようなコンセプトには仕上がっていませんでした。全体的にアタッカー周りも「怒れる類人猿」「異次元の女戦士」「D.D.アサイラント」などで占められており、当時の【スタンダード】に近い構成が取られていることが窺えます。

(そのため、罠メタの「王宮のお触れ」ではなく、「天罰」などのモンスター効果メタが使われるケースもありました)

 当時のメタゲームにおける立ち位置についても、おおむねカジュアルデッキとの評価に収まっています。

 これは【お触れホルス】の天敵とも言える【次元斬】系モンスターが広く流行していたことが強く関係しており、要は「ホルスを立てても簡単に処理されてしまう」という場持ちの悪さが問題として付き纏っていたからです。

 その一方で、ハイビートキラーである【ミーネ・ウイルス】の脅威も蔓延しているなど、【お触れホルス】には厳しい環境が広がっていたことは否定できません。

 挙句の果てには極悪先攻1キルデッキ【サイエンカタパ】も猛威を振るっていた始末であり、動き出しの遅い低速コントロールデッキである【お触れホルス】ではとても生き残れる状況ではなかったと言えるでしょう。

 

2005年9月(メタ内)

サンプルレシピ(2005年9月1日)
モンスターカード(20枚)
×3枚 サイバー・ドラゴン
ホルスの黒炎竜 LV6
ホルスの黒炎竜 LV4
×2枚 死霊騎士デスカリバー・ナイト
ホルスの黒炎竜 LV8
×1枚 異次元の女戦士
お注射天使リリー
クリッター(エラッタ前)
同族感染ウィルス
ならず者傭兵部隊
マシュマロン
魔導戦士 ブレイカー
魔法カード(16枚)
×3枚 収縮
×2枚 エネミーコントローラー
抹殺の使徒
×1枚 押収
大嵐
強奪
強欲な壺
サイクロン
月の書
貪欲な壺
早すぎた埋葬
ブラック・ホール
罠カード(4枚)
×3枚 王宮のお触れ
×2枚  
×1枚 リビングデッドの呼び声
エクストラデッキ(0枚)
×3枚  
×2枚  
×1枚  

 

 【お触れホルス】の評価が徐々に持ち上がり始めたのは、それから1年以上が経過する2005年9月頃のことでした。

 カードプールの変化によって【スタンダード】を筆頭とする【グッドスタッフ】系デッキが衰退し、その代わりにカード間のシナジーを活かして立ち回るタイプのデッキが勢力を拡大しています。【アビス・コントロール】2004年9月~)や【変異カオス】(2005年3月~)などがその筆頭ですが、2005年9月以降は【ガジェット】がメタ上位に躍り出ていました。

 その結果として魔法・罠に耐性を持つ【お触れホルス】に注目が集まり、やがては環境デッキとして名を馳せるようになったという流れです。【ガジェット】は別名【除去ガジェ】とも言われるように、「地砕き」や「炸裂装甲」などの各種除去カードのサポートを前提に成り立っているため、これを封じることで圧倒的な優位性を築くことができました。

 また、【Vドラコントロール】などのマッチキル系コントロールデッキに有利を取れる点も【お触れホルス】の評価を押し上げます。逆にコンボデッキである【MCV】には気休め程度の耐性ですが、元々【MCV】は見た目ほど強いデッキではなかったため、【お触れホルス】にとっては大きな障害にはなり得ませんでした。

 しかし、この頃は丁度【リクルーターカオス】や【雑貨貪欲ターボ】などのモンスター効果重視のデッキが台頭し始めた時期でもあり、【お触れホルス】にとっての追い風ばかりが吹いていたわけではありません。

 また、年末頃には【黄泉帝】という強大な仮想敵も立ち塞がるなど、やはり【お触れホルス】にとっては逆風の流れが生まれていたことは確かです。

 とはいえ、それでも環境レベルで存在感を示していたこと自体は間違いなく、今で言う【お触れホルス】が広く知られるようになったのもこの頃からだったのではないでしょうか。

 

2006年3月(全盛期)

サンプルレシピ(2006年3月1日)
モンスターカード(19枚)
×3枚 キラー・トマト
サイバー・ドラゴン
ホルスの黒炎竜 LV6
×2枚 死霊騎士デスカリバー・ナイト
×1枚 異次元の女戦士
クリッター(エラッタ前)
魂を削る死霊
首領・ザルーグ
ニュードリュア
ホルスの黒炎竜 LV8
マシュマロン
魔導戦士 ブレイカー
魔法カード(16枚)
×3枚 収縮
我が身を盾に
×2枚 エネミーコントローラー
×1枚 押収
大嵐
強奪
サイクロン
天使の施し
貪欲な壺
早すぎた埋葬
抹殺の使徒
罠カード(5枚)
×3枚 王宮のお触れ
×2枚  
×1枚 聖なるバリア -ミラーフォース-
リビングデッドの呼び声
エクストラデッキ(0枚)
×3枚  
×2枚  
×1枚  

 

 そんな【お触れホルス】の全盛期と呼べる時代は、第4期終盤の2006年3月頃から訪れています。

 最大の天敵であった【黄泉帝】の弱体化、及び「D.D.アサイラント」制限カード化による【アサイバー】の衰退など、【お触れホルス】にとっては数々の追い風が吹いていた時代です。この時の改訂によって【ガジェット】が環境トップに立っていた影響も大きく、メタデッキとしての価値が急速に浮上したことによる躍進だったと言えるでしょう。

 また、この頃になるとカードパワー不足が目立ちやすい「ホルスの黒炎竜 LV4」は採用されない構築が主流になっていました。その空きスロットには「キラー・トマト」などのリクルーターが搭載されるケースが多く、全体的に以前よりも下級アタッカー周辺の構成が引き締まっています。

 とはいえ、同年5月~6月頃には強力な後攻1キルデッキ【未来オーバー】が頭角を現すなど、【お触れホルス】にとっては中々一筋縄ではいかない環境が成立していたことも事実です。

 実際のところ、【お触れホルス】が勢いに乗っていた期間はあまり長くはなく、【未来オーバー】に話題を取られてしまった印象があったことは否めません。というより、元々【お触れホルス】自体がメタデッキ的なコンセプトで構築されている以上、ゲームスピードが速い環境では上手く強みを活かせなかったと見るべきでしょう。

 

2006年11月(【フラホルス】期)

サンプルレシピ(2006年9月1日)
モンスターカード(19枚)
×3枚 キラー・トマト
サイバー・ドラゴン
デビル・フランケン
ホルスの黒炎竜 LV6
×2枚 死霊騎士デスカリバー・ナイト
×1枚 クリッター(エラッタ前)
魂を削る死霊
ホルスの黒炎竜 LV8
マシュマロン
魔導戦士 ブレイカー
魔法カード(17枚)
×3枚  
×2枚 エネミーコントローラー
巨大化
洗脳-ブレインコントロール(エラッタ前)
ハリケーン
我が身を盾に
×1枚 押収
大嵐
サイクロン
月の書
天使の施し
貪欲な壺
早すぎた埋葬
罠カード(4枚)
×3枚 王宮のお触れ
×2枚  
×1枚 死のデッキ破壊ウイルス(エラッタ前)
エクストラデッキ(3枚~)
×3枚  
×2枚  
×1枚 サイバー・エンド・ドラゴン
サイバー・ツイン・ドラゴン
青眼の究極竜
(+任意の融合モンスター)

 

 それ以降、【お触れホルス】には厳しい冬の時代が続くことになります。

 環境の更なる高速化による【ガジェット】の一時衰退を受け、【お触れホルス】もメタデッキとしての価値を少なからず落としました。一方で、入れ替わるように台頭した【エアブレード】や【サイカリエアゴーズ】相手ではやはりメタが上手く刺さらず、コンセプトレベルで苦しい展望に追い込まれてしまっています。

 決定的だったのは、致命的な天敵である「N・グラン・モール」の誕生でした。

 疑似スピリット能力による繰り返しバウンスという対処困難な仮想敵が現れたことにより、いよいよ「ホルスの黒炎竜 LV8」を守るのが難しくなっています。優秀な防御札である「我が身を盾に」でも防げない除去である以上、現実的な防御手段が「エネミーコントローラー」程度しかなく、それも一時しのぎに過ぎないとなれば相当の逆風と言わざるを得ません。

 以上の要因から、この先の環境では安定してロックを維持することが非常に難しくなってしまい、【お触れホルス】は何らかの形でコンセプトを切り替えることを余儀なくされました。

 この対策として考案されたのが【デビフラ1キル】との複合デッキである【フラホルス】と呼ばれる型で、その名の通り「デビル・フランケン」による速攻展開で火力面の不足を補うことを意図しています。従来通りロックデッキとして振る舞いつつ、隙を見てワンショットを狙いにいける奇襲性の高さが最大の魅力です。

 しかし、やはりデッキの核とも言える「メタデッキとしての強さ」を失ってしまったダメージはカバーし切れず、これ以降【お触れホルス】は緩やかに衰退の道を歩むことになります。

 

2007年8月(【フロフレホルス】期)

サンプルレシピ(2007年8月9日)
モンスターカード(25枚)
×3枚 ハイドロゲドン
ブリザード・ドラゴン
氷炎の双竜
ホルスの黒炎竜 LV6
仮面竜
×2枚 カードガンナー
サイバー・ドラゴン
魔導雑貨商人
×1枚 クリッター(エラッタ前)
ボマー・ドラゴン
ホルスの黒炎竜 LV8
冥府の使者ゴーズ
魔法カード(10枚)
×3枚  
×2枚  
×1枚 押収
大嵐
強奪
サイクロン
次元融合
龍の鏡
貪欲な壺
早すぎた埋葬
封印の黄金櫃
未来融合-フューチャー・フュージョン(エラッタ前)
罠カード(5枚)
×3枚 王宮のお触れ
×2枚  
×1枚 聖なるバリア -ミラーフォース-
リビングデッドの呼び声
エクストラデッキ(3枚~)
×3枚  
×2枚  
×1枚 キメラテック・オーバー・ドラゴン
サイバー・ツイン・ドラゴン
F・G・D
(+任意の融合モンスター)

 

 2007年も後半に入る頃になると、【お触れホルス】の立ち位置はこれまで以上に厳しいものとなっていました。

 当時のメタ上位には「光と闇の竜」をキーカードとする【ライダー】系デッキ、また【帝コントロール】などのモンスター効果偏重デッキが居座っており、魔法・罠にしか耐性を持てない【お触れホルス】にとっては辛い環境が続いています。悪いことに、「デビル・フランケン」の禁止カード化によって【フラホルス】も解体に向かってしまい、ワンショット戦法に望みを託すことさえ叶わない状況だったのです。

 また、1枚で【お触れホルス】に近いことができる「大寒波」が発見されていたこともあり、根本的に【お触れホルス】というデッキ自体に居場所がなくなっていたことは否定できません。

 苦しい局面の中、【お触れホルス】が活路を見出したのは「氷炎の双竜」の存在でした。

 より正確には、「未来融合-フューチャー・フュージョン(エラッタ前)」に関連するワンショットギミックの流用であり、かつての【未来オーバー】のコンセプトを一部引き継ごうとした形です。かなり乱暴な表現にはなりますが、本質的には【フラホルス】のデビフラギミックを新たにフロフレギミックへと置き換えたデッキだったとも言えるでしょう。

 しかしながら、この【フロフレホルス】は環境レベルで戦えるだけの地力は持っておらず、あくまでも中堅の域を出ないデッキに過ぎなかったことは否定できません。無理にギミックを詰め込んだことによる事故率の高さや、元々【お触れホルス】自体が環境に適合できていなかったことなどが重なり、少なくとも使用者が多いデッキとは言えなかったのは事実です。

 もちろん、決して弱いというわけではなく、実際にトーナメントシーンでも少なからず結果を出していたデッキですが、その現役期間はそれほど長くは続かず、多めに見積もっても2007年末頃には自然消滅を迎えていたのではないでしょうか。

 

【まとめ】

 【お触れホルス】の大まかな歴史・時代ごとのデッキレシピについては以上です。

 環境全体の流れについては下記リンクをご参照ください。

 

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