遊戯王の歴史 2011年の総括

2019年7月23日

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【前書き】

 【第7期の歴史26 2012年の【カオスドラゴン】 レダメ3積み時代のリッチ感】の続きになります。ご注意ください。

 第7期突入から22ヶ月が経過し、2011年が終わりを迎えました。カードプールの更新量は523種類であり、前年と比べて若干減の推移となっています。

 一方、ゲームスピードは前年に輪をかけて高速化しており、勢力図の入れ替わりも特に激しかった1年でした。一部の例外を除き、特定のデッキが環境を広く支配するということはなく、全体的に群雄割拠のゲームバランスが成立していたと言えるでしょう。

 この記事では、そうした一連の時代の流れを大まかに解説いたします。

 

遊戯王の歴史 2011年

 2011年に起きた出来事を時系列順にまとめていきます。

 

【旋風BF】【デブリダンディ】【六武衆】の時代

2011年1月上旬 「V JUMP EDITION 3」「V JUMP EDITION 4」配送

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2011年1月21日 Vジャンプ付録カード誕生

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2011年2月11日 レギュラーパック「EXTREME VICTORY」販売

新規:80/全体:4756

 新カテゴリである【TG】が誕生しています。

 元々はアニメ出身のシンクロデッキという触れ込みのテーマでしたが、TG ストライカー」「TG ワーウルフ」の2枚セットが出張ギミックとして極めて優秀だったため、デッキ単位ではなく出張単位での活躍が目立ったカテゴリでした。とりわけ【代行天使】との複合デッキ【TG代行天使】は将来的に環境トップを独占するに至ったほどであり、出張セットとしての有用性はもちろん、出張先にも恵まれるという「時代に上手く乗ったカテゴリ」だったと言えるでしょう。

 ただし、この時点では出張セットとしては【植物シンクロ】ギミックが強い影響力を持っていたため、【TG】の勢いもそこまで顕著なものだったわけではありません。

 とはいえ、【TG】自体が優秀だったことに変わりはなく、2011年上半期の時点から【TGガジェット】などを中心に活躍していました。

 また、出張セットとしてではなく【TG】そのものをメインに据えたデッキも開発が進んでおり、中でも【スキドレバルバ】と組み合わせた【スキドレTG】はメタデッキとして一定の成績を残しています。

2011年2月21日 Vジャンプ付録カード誕生

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 「時械神メタイオン」が誕生しています。汎用カードとして使われるタイプのカードではありませんが、メタカード・サイドカードとしては一定の採用実績を残したカードです。

2011年2月24日 ゲームソフト「遊戯王ファイブディーズ WCS2011」販売

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(※ゲーム同梱カードから3種類、攻略本同梱カードから1種類、計4種類の内訳です)

2011年2月26日 「遊戯王~超融合!時空を越えた絆~ MOVIE PACK」

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【六武衆】と【ジャンクドッペル】の時代

2011年3月1日 第29回制限改訂

 第7期2回目となる制限改訂が実施されています。

 「BF-月影のカルート」が制限カードに、「ゴッドバードアタック」が準制限カードになるなど、当時のトップデッキであった【旋風BF】に対する厳しい規制が行われました。前改訂である2010年9月に「黒い旋風」が制限カード行きとなったことに重ねての規制強化であり、流石の【旋風BF】にもようやく年貢の納め時が訪れた形です。

 しかし、驚くべきことにここまでの規制を受けてなお【旋風BF】の現役時代が終わることはなく、環境デッキの一角として生き残ることに成功しています。当時の【旋風BF】が単純なパワーデッキというよりも【メタビート】に近かったことがその理由であり、これ以降はより【メタビート】にコンセプトを寄せることで生存を図っていくことになります。

 また、これに伴って当改訂でほぼ無傷であった【墓地BF】への注目も増しており、こちらも環境有数の【メタビート】として勢力を拡大していっています。最終的には【旋風BF】を追い抜いて主流デッキ並のシェアを築くに至るなど、第6期とは完全に立場が逆転していたと言えるでしょう。

 こうした【BF】に絡んだ出来事のほか、【六武衆】の「六武の門」、【デブリダンディ】の「ダンディライオン」「デブリ・ドラゴン」、【代行天使】の「オネスト」「大天使クリスティア」といったカードが一斉に規制されるなど、この時期の代表的なデッキに対して多角的に調整が入っていました。

 また、「ゴヨウ・ガーディアン(エラッタ前)」や「大寒波」などの一部の凶悪カードや、「マスドライバー」などの無限ループ系のコンボカードが禁止カード指定を受けるといった出来事も起こっており、総じて環境の健全化に向けた意識が窺える改訂だったのではないでしょうか。

 結果として、これ以降のメタゲームは【六武衆】や【ジャンクドッペル】を頂点としつつも群雄割拠の様相を呈していき、多くのデッキがそれぞれ勝機を見出せる良環境が到来することになりました。

2011年3月12日 「PREMIUM PACK 13」販売

新規:0(※)/全体:4768

(※前年末にジャンプフェスタ会場内で先行販売されていたパックです)

2011年3月19日 「STARTER DECK(2011)」販売

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 スターターデッキの販売とともにマスタールール2が制定され、以降3年間に渡ってOCGの標準ルールとして適用されることになります。

 それに伴って新召喚法であるエクシーズ召喚が実装され、モンスターの枠組みにエクシーズモンスターが新たに誕生しました。エクシーズモンスター自体の影響はもちろん、これによりレベルを指定するタイプのカードの評価が乱高下する(※)といった出来事も起こっています。

(※特に目立ったのは「グラヴィティ・バインド-超重力の網-」などのロックカードの大幅な弱体化です)

 その他、優先権ルールの変更に絡んだ起動効果の扱いの変化など、ゲームバランスに大きく影響を及ぼしたルール改訂でした。

2011年3月21日 Vジャンプ定期購読特典

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2011年3月25日 「MASTER GUIDE3」販売

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 「シューティング・クェーサー・ドラゴン」が誕生しています。

 遊戯王OCGにおける12シンクロの開祖にして筆頭であり、参入直後から【ジャンクドッペル】の切り札として活躍していくことになりました。純粋にカードパワーが高かったことも躍進の理由の一つですが、何より当時は「SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング」などの効果的な回答がなく、「出されたら半分負け」という類のカードだったからです。

 そのため、【ジャンクドッペル】以外にも「シューティング・クェーサー・ドラゴン」に着目した既存勢力は少なくなく、この影響で【シーラカンス】が環境入りを果たすといった出来事も引き起こされています。

2011年4月16日 レギュラーパック「GENERATION FORCE」販売

新規:80/全体:4867

 「虚空海竜リヴァイエール」や「No.17 リバイス・ドラゴン」などの優良エクシーズモンスターを筆頭に、4軸デッキのエース「ゴブリンドバーグ」、【アンデエクシーズ】の「蒼血鬼」など、エクシーズ召喚のサポートに特化したカードを多数輩出しています。

 さらに、【シーラカンス】や【ガエル】で使われた「浮上」など、特定のデッキの専用サポートを務めるカードも収録されていました。

2011年4月21日 ゲームソフト「遊戯王5D’s DuelTranser」販売

新規:4(※)/全体:4871

(※ゲーム同梱カードから3種類、攻略本同梱カードから1種類、計4種類の内訳です)

2011年4月26日 デュエルターミナル「-エクシーズ始動!!-」稼働

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 初期のランク4エクシーズの象徴とも言える「ジェムナイト・パール」が誕生しています。

 2011年におけるエクシーズモンスターのカードパワーの基準を担ったカードであり、これ以降は環境を代表するエクシーズモンスターとして名を馳せていくことになります。言葉を変えれば、ジェムナイト・パール」の存在が間接的にエクシーズ黎明期の健全化を支えていたと言っても過言ではなく、シンクロ期のような混乱が起こらなかったのも間違いなくこのカードによる功績です。

上記と同日 「遊戯王ZEXAL DUEL TERMINAL オーバーレイガイド」販売

新規:1/全体:4902

 「インヴェルズ・ローチ」が誕生しています。

 初期のランク4としては破格とも言える制圧効果を持っており、特にシンクロデッキに対しては強烈に刺さることから高評価を受けていました。ジェムナイト・パール」とともに2011年環境を代表するエクシーズモンスターであり、メタゲームへの影響という意味では「ジェムナイト・パール」以上に環境を左右していたカードです。

2011年6月3日 「遊☆戯☆王GX(第9巻)」販売

新規:1/全体:4903

 属性融合HEROの1体である「E・HERO エスクリダオ」が誕生しています。

 単体のカードパワーはそれほど高いとは言えないモンスターですが、「超融合」の融合先としての価値を持っていたカードです。

上記と同日 「遊☆戯☆王ZEXAL(第1巻)」販売

新規:1/全体:4904

 「カチコチドラゴン」が誕生しています。

 当時のランク4エクシーズとしては及第点の性能を持っていたため、【代償ガジェット】などの4軸デッキを中心に採用実績を残しました。

 

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【暗黒界】の時代

2011年6月18日 ストラクチャーデッキ「-デビルズ・ゲート-」販売

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 「暗黒界の龍神 グラファ」「暗黒界の術師 スノウ」「暗黒界の門」などの優秀な【暗黒界】新規サポートが誕生し、【暗黒界】が環境上位に急浮上を果たしています。

 純粋なデッキパワーの高さもさることながら、魔のデッキ破壊ウイルス」や「スキルドレイン」などの優秀なメタカードを搭載しやすかったという強みもあり、間もなく環境屈指のパワーデッキとして名を馳せていくことになりました。これにより、「次元の裂け目」や「暗闇を吸い込むマジック・ミラー」などの【暗黒界】メタがサイドカードとして流行し、逆に【暗黒界】側では「砂塵の大竜巻」や「ライトロード・ハンター ライコウ(エラッタ前)」などの「対策の対策」が使われるようになっています。

 また、当の【暗黒界】でもミラーマッチ対策は必須となっていたため、本来はメインパーツであるはずの「暗黒界の取引」がデッキから抜けてしまうといった独特な環境推移も起こっていました。

2011年7月16日 レギュラーパック「PHOTON SHOCKWAVE」販売

新規:80/全体:4989

 「レスキューラビット」「エヴォルカイザー・ラギア」の誕生によって【兎ラギア】が成立しています。

 さらに、間もなくここに「次元の裂け目」を取り入れることで【次元ラギア】へと派生し、【次元メタビ】の一種として環境入りを果たしました。これは同環境で流行していた【ジャンクドッペル】【暗黒界】などに対するメタとしての側面が強く、次第に「主流デッキ並のデッキパワーを持った【メタビート】」として頭角を現していくことになります。

2011年7月下旬 「V JUMP EDITION 5」配送

新規:5/全体:4994

2011年8月8日 週刊少年ジャンプ付録カード誕生

新規:1/全体:4995

2011年8月19日 「ザ・ヴァリュアブル・ブック14」販売

新規:2/全体:4997

 「No.16 色の支配者ショック・ルーラー」「No.11 ビッグ・アイ」が同時に誕生しています。

 この頃は素材の重さからデッキを選ぶカードでしたが、カタログスペックそのものは第7期当時としては飛び抜けて高く(※)、【マシンガジェット】などの相性の良いデッキでは早々に必須カードの立ち位置を築いていました。

(※「No.16 色の支配者ショック・ルーラー」は現在では禁止カード、「No.11 ビッグ・アイ」は一時期制限カードを経験しています)

2011年8月20日 Vジャンプ付録カード誕生

新規:1/全体:4998

 「No.30 破滅のアシッド・ゴーレム」が誕生しています。

 強烈なデメリット効果を持つことから運用に注意は必要ですが、それでも攻撃力3000という打点の高さは当時のランク3エクシーズとしては破格だったため、No.17 リバイス・ドラゴン」とともにランク3の必須枠に収まっていたカードです。

上記と同日 「Vジャンプフェスタ2011」開催

新規:1/全体:4999

 

【TG代行天使】と【次元ラギア】の時代

2011年9月1日 第30回制限改訂

 第7期3回目となる制限改訂が実施されています。

 2005年9月の改訂で禁止カードに指定されて以来、実に6年もの間その位置にとどまり続けたカオス・ソルジャー -開闢の使者-」が衝撃の制限復帰を遂げるなど、往年の名カードに対する規制緩和が目立った改訂です。

 一方で、長年現役を務めていた「ハリケーン」「王宮の弾圧」などの凶悪カードが禁止カード指定を受けるといった出来事も起こっており、総じて汎用パワーカードの入れ替わりが多く見受けられた改訂でした。

 もちろん、【六武衆】や【ジャンクドッペル】などの主流デッキに対する規制強化も行われており、変わったところでは【シーラカンス1キル】などの無限ループ系のコンボデッキへの対処もなされています。

 これにより、以降の環境では改訂のダメージを受けずに済んだ【TG代行天使】が急激に勢力を拡大していき、その後ろを【次元ラギア】や【暗黒界】が追いかけるという構図が生まれています。最終的には短期間ながら【TG代行天使】の1強に近い環境が訪れており、次第に【TG代行天使】を中心としたメタゲームが組み上がっていきました。

 しかし、その裏では【カラクリ】などの中堅勢力が浮上を果たすなど、特に環境上位~中堅の間で勢力争いが繰り広げられた環境でもありました。

2011年9月2日 「遊☆戯☆王5D’s(第3巻)」販売

新規:1/全体:5000

 「インフェルニティ・ジェネラル」が誕生しています。

 現在ではやや物足りないカードパワーですが、当時の【インフェルニティ】にとってはシンクロ召喚・エクシーズ召喚のサポートとして優秀だったため、構築によっては1~2枚採用されることもありました。

2011年9月17日 「EXTRA PACK Volume 4」販売

新規:40/全体:5040

 海外先行カードをまとめて収録したパックであり、「インフェルニティ・バリア」「XX-セイバー ダークソウル」を筆頭とする強力なカテゴリサポートのほか、増殖するG」「ドロール&ロックバード」(※)などの優秀な手札誘発カードが来日しています。

(※ただし、この頃はゲームスピードの関係で「ドロール&ロックバード」の評価は低めでした)

 特に「増殖するG」は「エフェクト・ヴェーラー」とともにOCGにおける手札誘発の代表格となり、今日に至るまでその立ち位置をキープし続けている非常に優秀なカードです。

2011年9月21日 Vジャンプ定期購読特典

新規:2/全体:5042

2011年9月22日 ゲームソフト「遊戯王5D’s TAG FORCE 6」販売

新規:4(※)/全体:5046

(※ゲーム同梱カードから3種類、攻略本同梱カードから1種類、計4種類の内訳です)

 「クリムゾン・ブレーダー」が誕生しています。

 第8期の【征竜】時代において特に輝いたカードですが、2011年当時においても優秀だったことに変わりはなく、8シンクロの選択肢の一つとして活躍していくことになりました。

2011年10月4日 デュエルターミナル「-星の騎士団 セイクリッド!!-」

新規:30/全体:5076

 「炎熱伝導場」の誕生により【ラヴァル】が大幅に強化され、間もなく環境上位に躍り出ています。

 「真炎の爆発」によるワンキルはもちろん、ラヴァル炎湖畔の淑女」を絡めた伏せ剥がし性能の高さも評価され、シンクロデッキでありながら妨害耐性を持つ破格のデッキとして人気を博していました。これにより、伏せ除去を受けない「エフェクト・ヴェーラー」などの手札誘発の採用率が上昇するなど、徐々に誘発環境到来の兆しが現れ始めた格好です。

 他方では、「ダイガスタ・エメラル」や「セイクリッド・プレアデス」、そして「ラヴァルバル・チェイン」などの強力なエクシーズモンスターもこの時に誕生しています。

 特に「ラヴァルバル・チェイン」は当時第一線から退いていた【インフェルニティ】を環境上位に復権させるなど、メタゲームに対しても大きな影響を及ぼしていました。

 

2011年10月15日 デュエリストパック「-遊馬編-」販売

新規:5/全体:5081

 

【甲虫装機】【ゼンマイハンデス】の時代

2011年11月19日 レギュラーパック「ORDER OF CHAOS」販売

新規:80/全体:5161

 新カテゴリとして【甲虫装機】が成立しています。

 甲虫装機 ダンセル」「甲虫装機 ホーネット」を起点とした脅威のアドバンテージ生成能力を備えた凶悪なデッキであり、これまで環境を支配していた【TG代行天使】を押しのけて早々に環境トップに浮上しました。この時点では「甲虫装機 グルフ」などのサポートが出揃っておらず、全盛期ほどのデッキパワーはありませんでしたが、それでも当時としては異次元の強さを持っていたデッキです。

 反面、弱点も明確であったために1強環境には至っておらず、他のデッキにも十分に勝機が見出せる時期であったと言えます。中でも【HEROビート】はフリーチェーン除去を多用するコンセプトから【甲虫装機】にも有利を取りやすく、次第に【甲虫装機】環境におけるメタデッキの筆頭として名を馳せていくことになりました。

 他方では、【ゼンマイ】の強化によって成立した【ゼンマイハンデス】の脅威も見過ごすことはできません。

 先攻1ターン目から「ゼンマイハンター」の効果を複数回使用して相手の手札をボロボロにするという凶悪なデッキであり、事実上の先攻1キルデッキとして恐れられていくことになります。

 しかし、総合的にはマッチ向きではないコンセプトだったため、トーナメントシーンでの存在感は意外に控えめなデッキでもありました。

 その他、【忍者】カテゴリの大幅な強化によって【忍者ラギア】が成立したことも特筆すべき出来事に数えられます。

 デッキパワーそのものは中堅~環境上位クラスのデッキでしたが、【甲虫装機】に自然と対策が取れるという強みが評価され、メタデッキの一角として存在感を示していくことになりました。

2011年11月26日 「デュエリストボックス2012」販売

新規:2/全体:5163

 「M.X-セイバー インヴォーカー」が誕生しています。

 現在では禁止カード指定を受けているパワーカードですが、当時はリクルート先が貧弱だったため、環境レベルではあまり注目されていませんでした。

2011年12月10日 ストラクチャーデッキ「-ドラゴニック・レギオン-」

新規:5/全体:5168

 「ライトパルサー・ドラゴン」を筆頭に優秀な【カオス】系のモンスターが誕生し、【カオスドラゴン】が成立しています。

 この時点では環境的な向かい風もあってあまり結果は出せていませんが、特に2012年3月以降の環境において名を馳せることになるアーキタイプです。

2011年12月12日 週刊少年ジャンプ付録カード誕生

新規:1/全体:5169

2011年12月17日 Vジャンプ付録カード誕生

新規:1/全体:5170

 「オシリスの天空竜」が誕生しています。

2011年12月17~18日 「ジャンプフェスタ2012」開催

新規:18(※)/全体:5188

(※「PREMIUM PACK 14」から10種類、プロモカードから8種類、計18種類の内訳です)

 「煉獄龍 オーガ・ドラグーン」が誕生しています。

 先攻特化型の【インフェルニティ】ではもちろん、基本形の【インフェルニティ】であっても採用圏内に入る優秀な専用サポートであり、当時の環境においても「先攻オーガ」として一定の脅威を振り撒いていました。

 

【まとめ】

 2011年初頭においては前年の影響が色濃く残る環境が成立しており、【旋風BF】を中心に【六武衆】や【デブリダンディ】が幅を利かせている状況にありました。【TG】などの有力ルーキーも姿を見せていましたが、やはり全体的には環境が硬直していたことは否めず、制限改訂が訪れるまではそのままの形でメタが推移しています。

 その後、制限改訂によってカードプールに調整が入ってからは一転して群雄割拠の時代が到来しており、どのようなデッキであっても勝てる可能性があると言われるOCG屈指のバランス環境が成立することになりました。

 この流れには同時期に行われたルール改訂も関与しており、エクシーズ召喚という新たな召喚法を取り入れた各種勢力の台頭も起こっています。代表的なのは「血の代償」と【ガジェット】を組み合わせた【代償ガジェット】ですが、その他にも【アライブ剣闘獣】などの過去テーマの復権も見られ、まさに戦国時代さながらのメタゲームが展開されていっています。

 しかし、最終的には【六武衆】が最も上手く時代の流れに乗っており、時間経過とともに徐々に【六武衆】環境へと固まっていくのは避けられないことでもありました。

 一方、9月の制限改訂を受けての環境変動も著しく、【六武衆】や【ジャンクドッペル】の衰退、【TG代行天使】の隆盛など、様々な出来事がこの時期に集中して起こっています。直前に現れていた【暗黒界】や【ラヴァル】、【次元ラギア】といった新興勢力の躍進、また【インフェルニティ】などの過去勢力の復権も目立ち、前期環境とはまた別の形で動きの激しい環境が成立していたと言えるでしょう。

 ところが、年末が近付く頃になると【甲虫装機】や【ゼンマイハンデス】などの凶悪なデッキが出現し、またたく間にメタゲームの勢力図を塗り替えてしまっています。特に【甲虫装機】は総合的なデッキパワーでは第7期最強クラスの力を持っており、これ以降は【TG代行天使】に代わって環境を牽引していくことになりました。

 その結果、【忍者ラギア】や【HEROビート】などの【甲虫装機】に強いデッキが勢いを増すことになるなど、環境上位陣の更なる入れ替わりも見られました。

 まとめると、年間を通してメタゲームの変化速度が著しかった時代であり、良くも悪くもゲームスピードの高速化が浮き彫りとなっていた1年だったのではないでしょうか。

 ここまで目を通していただき、ありがとうございます。